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____きっと、この気分の悪さは追われてるせいだけじゃない。
ﾚｲ｢神の、
御心……｣
目の前の扉を開ける。
私のことはどうだっていい……
___ｷﾞｨ、
ﾚｲ｢____ザック！｣
良かった。生きてた。
ﾚｲ｢ザック、起きて！
ザック！｣
ｻﾞｯｸ｢……あ？｣
ﾚｲ｢大きな蛇がいるの！逃げよう！｣
ｻﾞｯｸ｢……なに言ってんだ、お前？｣
｢シャアァアアッ！｣
ﾚｲ｢ほらそこに！
後ろの扉から逃げなきゃ！｣
ｻﾞｯｸ｢おい｣
ﾚｲ｢はやく、ザック早く！｣
ｻﾞｯｸ｢あぁ、うるせぇ！！！｣
頭に衝撃。
ﾚｲ｢……あれ…？｣
ｻﾞｯｸ ｢"あれ？"じゃねぇよ。
何わけわかんねぇこと言ってんだお前。｣
ﾚｲ｢…でも大きな蛇が｣
なにも、いな…い？
ｻﾞｯｸ｢んなもんいねぇよ、何ラリってんだ。
ったく、帰ってきたと思ったら話通じねぇしビビるだろうが…
お前やっぱり一人だとろくな事なんねぇな。｣
ﾚｲ｢……う、ん…ごめんなさい。｣
___ﾄﾞｯ
ザックは膝を着いた。
ﾚｲ｢ザック大丈夫？
…どうしてこんなところに移動を…｣
ｻﾞｯｸ｢……いたんだよ、あいつが。｣
…ダニー先生の死体が見つからなかった。
ﾚｲ｢ダニー先生…｣
ｻﾞｯｸ｢あの野郎…調子のりやがって。
殺し損ねて逃げられちまった。｣
ﾚｲ｢……先生は何か言っていた…？｣
ｻﾞｯｸ｢……知らねぇ。
それよかお前、ちゃんと生きて帰ってきたな。
……あぁ？あいつは…｣
ﾚｲ｢…ごめんなさい。
薬…取ってこられなかった。｣
ｻﾞｯｸ｢…あぁ、んなことはいい。
ダニーの野郎が持ってるんだろ。
つーか、話逸らすんじゃねぇ。
あいつは、どこに行ったんだって言ってんだろ。｣
ﾚｲ｢夢女、は…｣
私はザックに夢女について全てを伝えた。
ｻﾞｯｸ｢…じゃああいつは今、神父野郎といるってことだな？｣
ﾚｲ｢…うん。｣
ｻﾞｯｸ｢まぁ、それの方が安全だろ。｣
ﾚｲ｢え、｣
ｻﾞｯｸ｢ダニーの野郎はお前を狙ってる。
ならあの野郎の近くにいる方がいいかもしんねえ。
それに、あいつは俺たちと一緒にいたらダメなんだ。｣
ﾚｲ｢…なんで…ｯ｣
ｻﾞｯｸ｢分かるだろ。
あいつが白だとしたら俺たちは黒だって分かんだろうが。
あいつを黒に染めたらいけねえだろ。｣
ｻﾞｯｸ｢あ、そうだ。
俺が言ったもんは持ってきたか？｣
ﾚｲ｢それはうん…これでいいの？｣
私はザックにナイフを渡した。
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年11月27日 7時
