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『…神父、様…』
レイ「…」
グレイ「彼女が怖がっているのが分からないのかね、レイチェル・ガードナー。」
レイ「…ッ。」
___ふわっ…
『…?』
あれ、甘い匂い…?
なんか意識がぼわぼわする…
なんだろ、安心する…
グレイ「…着いたぞ、B5だ。
ダニーはこだわりが強いが几帳面で真面目でなんでも淡々とこなす。
薬品もきちんと手術室に収められているだろう。
ただ最近はこだわりも目に余るが…」ボソッ
レイ「…?」
グレイ「では私は先に下へのエレベーターに行く。」
レイ「……え、どうして…?」
グレイ「B6にも探し物があるのだろう?
では行くぞ、夢女・ルミエール。」
『…!』
あれ、いつの間にB6に…?
グレイ「夢女・ルミエール?」
『は、はい。』
…レイside.
結局夢女は目を合わせてくれなかった。
…一体どうしたんだろう?
さっきからよく分からないことばかり起きている。
1度通ったフロアなのに不快な違和感。
死んだはずの人達が現れたり、____このビルは何も変わっていないはずなのに。
レイ「____壁も、エレベーターも、ザックが吐いたものも…
その、ま……ま…
!」
レイ「ここは…
ザックと誓った場所…!」
…そうだ。
たとえ目に見えるものが変わっていても、
___私とザックの誓いだけは_____…
___ズズ…
レイ「ーーー!?」
ザックの吐いたものが動き出した。
逃げ____…
___ズズズッ
レイ「ーーーーッ!!!」
ザック「ここから出る手助けをしてくれよ。
そしたらお前を…殺してやるよ____…」"
____パリン…
レイ「痛…」
ガラスで足が切れたみたいだ。
レイ「そんなことよりも薬を…!」
___ギィ…
手術室に行くが、ダニー先生の死体はなかった…
そして、色んな部屋を見て回る。
レイ「え……?
薬が全部、なくなってる…!」
どうして!?
考えるとすれば____…
レイ「ザック…!!」
…No.side.
___コツ、コツ…
___「あぁ、生きているんだね。」
___コツ…
___「でもこんなに弱って…
とどめを刺してあげようか_____ザック。」
ザック「ーーーーーー」
___ザンッ
ダニー「やぁ、おはよう。」
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作者名:春猫 | 作成日時:2020年11月20日 16時