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千「よし、行くぞ。」
『え、ど、どこに?』
千「まぁ、着いてこい。」
な、なんだろうここ洞窟??
大「おおおお!俺と千空と主人公以外にも!生き残りがいるのかー!?誰が置いたんだこれをー!」
あれ?大樹くん?
千「俺だバカ。」
大「お前かーー!!」
…コントかなんかかな?
大「ぬう…やはり世界にはもう他に人間はいないのか…!」
千「人間は増やす!!最優先課題だ。俺らオス二人…いや、主人公がいるが強制はダメだ、それよりダラダラ生き延びて人類になんの未来があんだよ!」
大「たしかに!」
千「そもそも3700年もかかって俺らの石化が解けた理由はなんだ?」
大「__石が腐った?」
千「ああ___このナゾの鉱石の腐食、だとして…ククク、三人ほぼ同時ってのが妙じゃねぇか。3700年の半年差だぞ?偶然には必ず!合理的な理由がある!
俺もテメーも洞穴付近に流されてたんだが_」
『ね、ねぇ!ちょっと待って!!3700年ってなに!?』
千「ん?ああ、今は俺達がいた年から3700年後の話__今は5738年ってことだ。」
『え、え?でもなんでそんな正確な時間が_』
大「千空はあの真っ暗の中で秒数を数えてたみたいだ!」
『……モウイミガワカンナイ…』
友美…この千空くん…予想以上の人だよ。
千「話戻すぞ。見ろ、そのポタポタ垂れてんのコウモリの糞から生まれた奇跡の水_硝酸だ。」
大「なにー硝酸か!!__ってなんだー!すまん千空!俺には全く分からん!!」
千「言うと思ったぞデカブツ。めんどくせぇから欠片も説明しねぇ。」
意外と合理的な判断を即決に下すのね…千空くんは…はは…
というか大樹くん…硝酸は中学生で習ったでしょうよ…
大「つまり!そのナントカ酸をかければ石が腐って復活するのか!?」
千「そう単純なら苦労はしねえがな」
千空くんは鳥の石に硝酸をかける。
千「……」
大「……」
『……』
千「既にアホほど試してんだよ。手を替え品を替えな。何回も何十回も___」
…すごい石の数…千空くんは諦めなかったんだ…
千「そもそもファンタジーの領域だ。現状鉱物なのか?細胞なのか?今となっちゃ調べる機材もねえ」
大「科学ではわからんこともこの世にはあるってことか…!」
千「ククク…出・た・よ、その常套句。だから仮説と実験繰り返してんだろが!地道なもんだカガクは。
…酒さえあればな。」
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#アジフライ(プロフ) - 2、3年前に読んでいて、最近またアニメが進んで読みたくなったので1から読み直します!この作品が印象に残っておりまして…!応援しております! (2023年4月16日 1時) (レス) id: f0b086ba4b (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 干し芋さん» 干し芋さん、コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2021年3月9日 18時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
干し芋 - 最高に面白いです!最新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2021年3月9日 18時) (レス) id: 5dc4ad0b6f (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - ルナさん» ルナさん、コメントありがとうございます!神作品だなんて…(照)ありがとうございます、これからも読んでいってください! (2021年3月9日 13時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - え?ちょっと待ってください。作品良いし、イラスト上手いし…。神作品じゃないっすか…! (2021年3月8日 22時) (レス) id: 55c0655de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2020年1月16日 1時