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…夢女side.
『あー、暇だなぁ。』
ザックもレイもあの部屋から出ていってすぐ。
私はもう暇だ。
記者だから待てるだろ?って?
いやいやそんなの関係ないから。
___ザザッ
キャシー〔はぁい、元気にしてるかしら夢女?〕
『まぁ元気ですけど…』
キャシー〔あら返事が釣れないわねぇ、怒ってるのかしら?〕
『怒ってはないですけど、悲しいですね。』
あれだけドアに拒否されたのは生まれて初めてだよ…。
キャシー〔…ごめんなさいね。〕
『…キャシーさんは、』
キャシー「ん?」
『私と会ったことありますか?』
キャシー〔……。〕
『ここまで私を死なせようとしないシステム。
まるで私は一般人だからとか関係ないように思えました。
最初から私は生かす気なんでしょう?』
キャシー〔…本当に、頭良いのね。〕
『いえ馬鹿ですけど…』
キャシー〔……会ったことは、ないわ。
それに私は断罪人。そんなことで、左右はされないもの。〕
『…んですよねぇ。』
キャシー〔…ねぇ、夢女。〕
『はい?』
キャシー〔…私と生きていかないかしら?〕
『というと?
あの牢屋で飼い殺…』
キャシー〔貴方にはそんなことしないわ!!!〕バンッ
『!』
マイク越しでも聞こえるなにかを叩いた音。
キャシー〔…貴方には、そんなの……〕
『……。
…ねぇ、レイとザックはどんな罪を受けてるの?』
キャシー〔……私がいるのに、あいつらの話をしないでよ。
…きっとそろそろキツーい罰が始まるわ。〕
『キツーい…罰……。』
キャシー〔貴方は殺さないわ。
これだけは約束してあげる。〕
___ブツッ
『……はぁ…』
これは…黒だね。
まず、レイとザックが無事ならいいけど…
いや無事じゃないか。
…レイside.
レイ「あ…れ…?」
目が霞んで、息ができない。
時間も、もう残り半分もない…
レイ「脱出する、方法…
探さなきゃ、なのに…」
もしここで死んだらどうなるんだろう。
ザックは私を利用してこのビルから出て、
私はザックの役に立ってから殺してもらう。
夢女と一緒にここから出る。
その約束が叶わなくなる。
レイ「約束、したのに
な…」
ごめんね、夢女。
約束…守れない…
一人にしちゃう、ごめんね…
私は足から崩れ落ちる。
もう力も、入らない…
ザック 「___おい。
死ぬにはまだはえぇよ。」
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夜ト(プロフ) - 返信ありがとうございます!楽しみにしてます!! (2020年11月6日 13時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 夜トさん» 夜トさん、コメントありがとうございます!全員ですね!ちょっと変になる可能性もあるかもしれないですが頑張ります! (2020年11月6日 13時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - オチなんですけど大変だと思うんですが全員書いてもらえるととても嬉しいです!! (2020年11月6日 9時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - 待ってました! (2020年11月6日 9時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2020年11月6日 7時