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『こんな扉に分かりやすく"Danger"と書いてる扉に入る時が来るとは。』
レイ「…とても危ない感じがする。」
ザック「ここで危ないか考えても意味ねぇだろ。」
レイ「…ザックは少しくらい考えてもいいと思う。」
『本当にそれ。』
ザック「椅子にはもう座らねぇよ!」
『椅子だけ限定…』
ザック「…ま、なにがあろうとあの女のことだ。
どーせどっかで見てんだろうけどな。」
…
キャシー「あははっ、本当にすごいわザック。
常人なら最初の電撃で死んでるのに!
でも次はどうかしら?
罰は一つじゃないもの。
___罪の数だけ罰もある。
ステキでしょ?」
…
キャシー〔あ、定員は二人だからね?〕
『二人…じゃあ誰が入るか、決めようよ。
じゃんけんでいい?』
レイ「…行こう、ザック。」
ザック「おー。」
『ちょ、人の話聞いてた!?』
レイ「夢女こそ人の話聞いてた?」
『なにが…?』
レイ「私は夢女が無事ならそれでいいの。
たとえ、自分の身を犠牲にしても。」
『嫌だよ!!!』
レイ「!」
『私の代わりに誰かが死ぬなんて、嫌だよ…
そんな身代わりならいらない!!
誰かを死なすなら私が入る!』
レイ「待って、夢女!」
私は扉に近づき、ドアノブを動かす。
____ブーッ
『……え?
ちょ、開かなッ!?
え、かっった!
ちょ、ザック動かしてみて?』
ザック「……」
___ウィイイン…
『なんで開くの!?』
ま、開いたならちょうどいい。
入ろッ……
私は一歩踏み出した。
____バタンッッ、ブーッ
『……。』
ザック.レイ「「……。」」
ザック「ヒャハハッ、カッコつけたくせにお前はお望みじゃねぇんだとよ!」
『めっっっちゃ恥ずかしい奴じゃん、私…!』
レイ「カッコよかったよ、夢女…」
『ひぇえええ…やめてぇ。』
ザック「ま、そこで大人しく待ってろ。
俺は死ぬ気なんてねぇし、こいつはこれから必要なんだ。
二人とも帰ってくる。」
『…約束してくれる?』
ザック「おー、俺は嘘が嫌いなんだ。
だから絶対に帰ってくる。」
『…ちゃんと帰ってきてね?』
レイ「うん、夢女を一人にしないよ。」
『じゃあ気をつけてね!』
二人は入っていった。
……あ、まだ開いてる。
こそっと入ったらバレないんじゃ…
____バタンッッ、ブーッ
『なんっっでだよ!!!!』
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夜ト(プロフ) - 返信ありがとうございます!楽しみにしてます!! (2020年11月6日 13時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 夜トさん» 夜トさん、コメントありがとうございます!全員ですね!ちょっと変になる可能性もあるかもしれないですが頑張ります! (2020年11月6日 13時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - オチなんですけど大変だと思うんですが全員書いてもらえるととても嬉しいです!! (2020年11月6日 9時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - 待ってました! (2020年11月6日 9時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2020年11月6日 7時