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____
｢ねぇ、何をしているの？｣
最初にあったのは傷だらけの少女だった。
___飼い猫を殺して以来、ボクはときどき小さな動物を殺しては埋めることが習慣になっていた。
ボクのものにするための、ボクだけの秘密___…
なのに、
ｴﾃﾞｨ｢(見つかった…！？)｣
｢くすくすっ…｣
その子は笑った。
ｴﾃﾞｨ｢え、え？｣
｢だってその被り物、おかしくって。｣
ｴﾃﾞｨ｢こっ、これは墓守の家のしきたりで…っ｣
｢あら、そうなの？｣ｸｽｸｽ…
赤毛とそばかすを笑われるよりはいいか…
___それからボクたちはたくさん語り合った。
好きなこと、お墓についての知識。
彼女は自分や自分の家のことは話したがらなかった。
でも小鳥のような声で話す姿がどんどん気になっていって夢中になっていった。
ｴﾃﾞｨ｢(なんでこんなにボロボロなんだろう。)｣
……
次の夜も、また次の夜も__…
ｴﾃﾞｨ｢やぁ、また来てくれたの__｣
___その子は倒れた。
ｴﾃﾞｨ｢！｣
……
｢ん…｣
ｴﾃﾞｨ｢あ、気がついた？｣
｢ごめんなさい、エディ…
本当は家から逃げてきたの。｣
ｴﾃﾞｨ｢！｣
｢逃げてるうちにこの墓場に迷い込んで…
初めて貴方に会った夜からどこにも帰っていない。
両親が亡くなって引き取られた家で暴力を受ける毎日。
ろくにご飯も食べさせてもらえない。
もう私には、帰る場所なんてない…！｣
ｴﾃﾞｨ｢……じゃあ他に帰る"場所"があったら？｣
｢え…？｣
ｴﾃﾞｨ｢それすれば君はその家に帰らなくて済む？｣
｢えぇ…そんなところがあるなら。｣
ボクは思った。
このままでは彼女は殺されるだろう。
そして家の人に殺された彼女はボクの知らないお墓に入る。
ｴﾃﾞｨ｢あぁ、嫌だ。嫌だよ。｣
｢…？｣
この子を誰かに奪われるのは嫌。
いつ、誰に奪われるか分からない。
待っていても自分のものになるとは限らない。
それに彼女はほんとうは家に帰りたくないんだ。
だったらボクは知っているよ、君を受け止めてくれる素敵な場所を！
そこでなら、君は幸せだ。ボクのものにだってなるんだ！
____ｺﾞｯ、ｺﾞｯ
ボクは気がついた。
___ｺﾞｯ、ｺﾞｯ
奪われたら、もう手遅れだから。
___ｸﾞﾁｬｯ、ｺﾞｯ
欲しいものは直ぐに埋めないと。
___お墓がある限り、全てが永遠にボクのもの。
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夜ト(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年11月5日 16時) (
レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - Y.Nさん» Y.Nさん、コメントありがとうございます！応援ありがとうございます、頑張ります！ (2020年11月3日 15時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
Y.N - 毎回楽しみにしてます！！頑張ってください！応援してます〜！ (2020年11月3日 13時) (レス) id: 5efd641793 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 夜トさん» 夜トさん、コメントありがとうございます！part2もお楽しみください！ (2020年11月2日 7時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。がんばってください! (2020年11月2日 7時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年11月2日 1時
