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ｴﾃﾞｨ｢…バカがうるさいよ。
___ボクが欲しいのは夢女とレイチェルなんだ。
レイチェル…美しい石のふたで永遠に閉じ込めてあげるよ！｣
___ﾊﾞﾁﾝｯ
部屋の電気が消えて、真っ暗でなにも見えない。
ｻﾞｯｸ｢…あぁ、クッソ…｣
___ﾌﾞﾝｯ、ﾌﾞﾝｯ
ただ、彼が鎌を振る音しか聞こえない。
ｻﾞｯｸ｢…見えねえんだよ！｣
ｴﾃﾞｨ｢…チョロチョロしないで、邪魔だよお前。
ボクはレイチェルを殺してあげないといけないんだから！｣
___ｶﾞｧﾝｯ
ｴﾃﾞｨ｢わぁ、危ない！
ノーコンは危険だよぉ。｣
ｻﾞｯｸ｢…おい、レイ！
お前先に行け！｣
ﾚｲ｢……！｣
ｻﾞｯｸ｢電源室っつったよな！？
どっかにあんだろ！つけてこい！｣
ﾚｲ｢…わかった！｣
ｴﾃﾞｨ｢待ってよ、レイチェル。
(逃げられるわけない。
だって昔から墓場はボクの庭なんだから…)｣
___
｢…エディ、エディ！
お前は本当に賢くていい子だな。｣
___ボクの家は代々続く墓地管理者の1家だ。
墓地を整備し、墓穴を掘り、墓石を作り、キレイに埋葬し、花を植え、毎日墓場の手入れをする。
ボクはその四兄弟の三男として生まれた。
兄弟の誰よりずっとよく働いて家の仕事を手伝った。
だってそうすれば…
ｴﾃﾞｨ｢ねぇ、お父さん。
その…ボク、新しい手袋が欲しいんだけど…｣
｢おぉ、そうだな。
エディはよく働いてくれてるし今度買ってやろう。｣
ｴﾃﾞｨ｢本当？
ありがとう、お父さん！｣
｢ん…？いや待てよ。
……そうだ！
兄さんの古い手袋があったろ！
あれをお前にやろう！｣
え……？
ｴﾃﾞｨ｢…あれは兄さんの物で、｣
｢兄さんにやった時お前も欲しがってたじゃないか！
そういえばその靴も小さくなってたな。｣
ｴﾃﾞｨ｢え？｣
｢それは弟にやったらどうだ！｣
ｴﾃﾞｨ｢そんな、これはボクに買ってくれた物でしょ！？｣
｢使えなくなったら人にやってもいいだろ。
ケチケチするな。｣
___いつもそうだった。
ボクには"おさがり"ばかり。
そしてその"おさがり"も下の弟の物になる。
この仕事だってそうだ。
結局は上の兄が家を継ぐことになる。
毎日毎日兄弟の倍働き。
兄弟よりも技術を身につけ、墓場のことを考え、墓場のために生活し。
どんなに努力をして、よく働いて、尽くしても…
結局はなにも、ボクのものにはならない___…
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夜ト(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2020年11月5日 16時) (
レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - Y.Nさん» Y.Nさん、コメントありがとうございます！応援ありがとうございます、頑張ります！ (2020年11月3日 15時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
Y.N - 毎回楽しみにしてます！！頑張ってください！応援してます〜！ (2020年11月3日 13時) (レス) id: 5efd641793 (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 夜トさん» 夜トさん、コメントありがとうございます！part2もお楽しみください！ (2020年11月2日 7時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。がんばってください! (2020年11月2日 7時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年11月2日 1時
