[第2話] レイの主治医 ページ9
.
？｢今度は…一秒も待ってやらねぇよ！！｣
『レイ、下がって！！』
ﾚｲ｢！
(このスイッチ…)｣
ﾊﾞﾁﾝｯ
音がしたと思うと部屋が真っ暗になった。
？｢あ？
んだよ、なんも見えねぇ！！｣
『…』
ﾚｲ｢…｣
そろ…
これはチャンスだと思い、私とレイは靴を脱いで静かに逃げた。
？｢どこ行きやがった！？｣
ﾚｲ｢(エレベーターはたしか…あの通路の奥に…！)｣
私たちはエレベーターに乗り込んだ。
___ｳｨｲｲｲｲﾝ…
あぁ、もうずっとエレベーターにいたい。
ホント、張りつきたい。
___ｶﾞｺﾝｯ
『もう、ついたの…？
早くない？』
ﾚｲ｢エレベーター、ここで止まっちゃったね。｣
【Floor B5】
___ｳｫﾝ
何か音がしたと思うと何やら誰かが自動ドアから出てきたみたいだ。
…また殺人鬼？
ﾚｲ｢！
(誰…！？逃げ……)｣
？2｢待つんだ、レイチェル！
僕だよ、レイチェル！｣
ﾚｲ｢…え？｣
誰だよ。
？2｢忘れたのかい？
ほら、僕が君を診察していたじゃないか。
よく思い出してごらん？
僕は…君のカウンセリングの先生だったじゃないか？｣
ﾚｲ｢……！
私の…先生？｣
ﾀﾞﾆｰ｢どうしたの？
レイチェル、ほら僕だよ？
___ダニー先生だ。｣
【ダニエル・ディケンズ】
ﾚｲ｢……そうだった…かな。
…先生、ダニー先生…
私の…カウンセリングの先生…｣
ﾀﾞﾆｰ｢…少し混乱しているね。
でも無理もないさ…ここは恐ろしいところだ…
でも安心して。僕は確かに君の先生だ。
……ね？｣
ﾚｲ｢…(あぁ…そういえばそんな気が…)
…はい、先生。｣
『ちょっと触らないでもらっていいですか。
レイが怖がってます。』
ﾀﾞﾆｰ｢…君は？｣
『夢女・ルミエール。
貴方が本物のレイの先生か信じれません。
なので、レイに近づかないでください。』
ﾚｲ｢夢女…｣
ﾀﾞﾆｰ｢……誤算だったな。｣ﾎﾞｿｯ
『……。』
何がだよ。
私は記者。人より耳がいいと思ってる。
きっと、この先生は__殺人鬼だ。
さっきの殺人鬼は"アイザック・フォスター"。
マイクさんが確か取り上げてた記事だ。
さっきまで気づかなかったが、落ち着いて考えてみれば思い出した。
どうして彼がこんなところに…？
そして"レイチェル・ガードナー"。
両親を殺害されたというので記事に取り上げられていた。
唯一残ったのは一人娘のレイだけ。
きっと裏があると思ってる。
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春猫(プロフ) - 夜トさん» 夜トさん、コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年11月1日 11時) (
レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年11月1日 11時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春猫
| 作成日時：2020年10月30日 8時
