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ダニー「大丈夫。
怖がらなくてもいいよ、レイチェル。
ふた…3人でゆっくり過ごせばなにか良いことが起こるかもしれない。
レイチェルにも僕にとっても、良いことが。

ね。」


これ、私…殺されるんじゃない?
見てわかるぐらい私は毛嫌いされている。

レイから離れたら私はきっと…

殺される。


殺される前に…逃げよう。
レイも連れて。




ダニー「ほら、こっちの部屋にも行ってみよう。
ね、夢女さん?」



[sick room]

レイ「ベッド…?
…なんだか病院の個室みたい…

なにか書いてある。」


【自分の望みを知っているか。
欲望を知っているか。

それが本望であるならば抗う意味など無に等しい。

なぜならそんな意味すらここにいる君は持たないのだから。

ただし望みには対価がいる。


ルールは破らぬように。】



レイ「この壁の文字…前のフロアにも…
それにルールって…?」
ダニー「ここにはきっとルールがあるんだ。
例えば君の襲った奴はここまで追いかけてこなかった。
なにかしらの決まりがあるんだろうね。」

レイ「…じゃあこの望みって?」
ダニー「さぁ、それは人によって違うだろうね。
…そうだな、僕なら


____キレイな目が欲しいな。
僕は片目が良くなくてね。色も嫌いなんだ。

レイチェル。君のような目が僕のだったら、それはそれは素敵だろうね。」


こっっっわ…。
やっぱりヤバい人だよ、この人。


ダニー「さぁ、他の部屋も見てみよう。」
レイ「…
(なんだろう。ホコリでよく見えないけど隣にも…何か…)」
『レイ?何かある?』
レイ「…夢女、ここ。」
『あー…待ってね、少し払…』



__ガシッ

払おうとした手を誰かに止められる。

ダニー「やめなさい!!!
目にゴミが入る。」



___ギチギチ…

『…ッ』

手はどんどん締め付けられていく。
…痛いなぁ!!!


ダニー「…レイチェル、君は目を大事にしなさい。
夢女さんも……珍しい色の目なんだから。大事に、ね。」
『……ッ。』


ダニー「あぁ、思い出した!
さっきの行き止まりのドアの鍵、僕が持ってたんだった。

ゆっくり過ごすのも楽しかったけど、そろそろ行ってみようか。」



……



レイ「手術室…?
なんでこんな部屋が…」
ダニー「ねぇ、レイチェル。
___君の目…よく見せてくれないか?」
レイ「…?」
ダニー「あぁ、レイチェル。
君の目は本当にキレイだ。僕の母に似て…」




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設定タグ:殺戮の天使 , 全員生存エンド , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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春猫(プロフ) - 夜トさん» 夜トさん、コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2020年11月1日 11時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
夜ト(プロフ) - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年11月1日 11時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:春猫 | 作成日時:2020年10月30日 8時

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