【仮面ライダー電王】街を守るヒーローに愛された際の注意事項。1 (ページ14)

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？？？｢良太郎が俺の契約者なのも、てめえがこの電王と絡むことになったのも、一つの運命だと思えば楽なんじゃねえか。｣
『一つの…運命…』

？？？｢もう過ぎたことは変わらねえからよ。｣

そうだよ。
私は彼の言葉がストンッと胸に入ったのを感じた。
何を悩んでたんだろう。

後悔してない？
と言われたら後悔してないと答えるのは難しい。
でも、良太郎さんを助けに行かなくちゃと思った気持ちは後悔してない。

もう過ぎたことは…変わらないんだから。

？？？｢よ、よーし…そのまま泣きやめ。いいな。｣
『……』

目の前のイマジンはオロオロとしながら私に喋りかけてくる。
その姿を見てると笑いが込み上げてくる。

『ありがとう…』
？？？｢…なにがだよ。｣

彼は怖いけど、きっと不器用なだけなんだ。

……街では。

イマジン｢……｣

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝｯ

イマジンは鈴のついたキーホルダーを鉄男へ見せる。

鉄男｢違う…これじゃない…｣
イマジン｢ﾁｨｯｯ…｣

イマジンは地面にキーホルダーを叩きつけた。

……良太郎side.

ﾁｬﾘｯ

ハナさんの服から何かがでてきた。

良太郎｢あれ？そのキーホルダーって…｣
ﾊﾅ｢あ、拾ったの忘れてた。｣
良太郎｢それ、イマジンがとり憑いた子が探してたやつだよ。｣
ﾊﾅ｢じゃあこれを取り返すっていうのがイマジンとの契約か…イマジンが契約を完了できなかったわけだ。｣
良太郎｢ついでに返しておくよ。なんか大事そうだったし。｣

……夢女side.

ｳｨｲｲﾝ…

あ、二人が帰ってきた。

ﾊﾅ.良太郎｢｢……｣｣
『？』

二人は私を見たまま、固まった。
一体どうしたんだろ…

ｶﾞｼｯ

ﾊﾅ｢あのイマジンに泣かされたの！？｣
『え、ええっ、？』
？？？｢ちげーよ、俺じゃねえ！｣
ﾊﾅ｢じゃあ誰だって言うのよ！！｣
？？？｢こいつが勝手に泣いたんだよ！！｣

二人はまた取っ組み合いとなった。

良太郎｢あ、あのとりあえず帰っていいかな？｣
ﾊﾅ｢そうだね。｣
『あの私は～？』
ﾊﾅ｢じゃあとりあえず良太郎の家の近くの扉に繋ぐわね。｣
良太郎｢夢女ちゃんも一緒に来る…？｣
『…私がいても大丈夫なの？』

その出てこないところから私が出てきたら絶対ビビるじゃん…
どこから来たの！？みたいな…

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