【鬼滅の刃】鬼 殺 愛 記 『2』

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____バキン…






刀が折れっ…








____ドギャッ


伊之助｢ごふっ｣




しまった
呼吸で受身を取り損ねた。








___グ……

鬼は蹲っていた俺の首を掴み、持ち上げた。







___メキメキメキメキ……

伊之助｢ゴフッ｣
父｢オ゛レの家族に゛ 近づく な゛アァア！！｣






伊之助｢俺はしなねぇえぇええ！！！



獣の呼吸 壱ノ牙 穿ち抜き！！｣







伊之助｢ゲッ｣

刺さった！！
刃が動かねぇ、畜生…硬ぇえええ！！







___ミシッ










"？｢ごめんね



ごめんね、伊之助……｣"









《頚椎を握り潰される直前の一瞬
伊之助は走馬灯を見た。》






"炭治郎｢伊之助…｣"
"善逸｢伊之助……｣"


"婆さん｢ご飯ですよ……｣"



"『嘴平さん。』"







"？｢ごめんね……｣"










伊之助｢(誰だ……)



ゴフッ｣









.







____ドンッ






父｢ギャウッ｣





___ドンッ


伊之助｢ウッ｣



あの鬼の腕が切れて、地面に落とされた。
何だ？


斬ったのか？アイツが？







義勇｢……。｣










___メキィッ……



__ドッ




鬼は一直線にあいつの元へ向かう。


速ェッ……








義勇｢水の呼吸 肆ノ型 打ち潮｣







___バラッ…







伊之助｢はぁ…はぁ……｣


すげぇ。




格が違う
一太刀の威力が違う。天地ほど差がある。



あの強い化け物を豆腐みたいに斬っちまった。

すげぇすげぇすげぇ！！






何だコイツ！！
ワクワクが止まらねえぞオイ！！






義勇｢……｣








……









累｢お前は一息では殺さないからね。
うんとズタズタにした後で刻んでやる。

でも"さっきの言葉"をとり消せば一息で殺してあげるよ。｣



炭治郎｢取り消さない！

俺の言ったことは間違ってない！！
おかしいのはお前だ！
間違っているのはお前だ！！｣







____ギュルッ



炭治郎｢(分かる！！
刺激臭も薄まってきた、糸の匂いも分かるぞ。)｣





累｢(思ったより頭が回る奴だ。
恐怖に怯まない。



まぁ、関係ないけどね。)｣






炭治郎｢水の呼吸 壱ノ型 水面切り｣










____バキン








炭治郎｢…｣












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第38話 本物と偽物→←第37話 折れた刀身 2023.6.26更新

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