EPISODE.10 乙女心が分からない偽物 ページ20
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レオナ「体中を縛られてるみたいに、指1本動かせねぇっ。」
ヴィル「それに魔法も使えない……どうなってるの!?」
イライザ「私はこの500年間ずっと理想の王子様を待ち続けたのよ。その私に、自ら「自分こそが王子様だ」って名乗り出たんだもの……
乙女心が分からない偽物さんには、たーっぷり反省してもらうわ。私が耐えた時間と、同じだけね。」
セベク「ご、500年も!?」
馬鹿ではないか!?このゴーストは!
そんなことして許されるわけがないだろう!
ジェイド「平手打ちで人間を金縛り状態にするゴーストなどきいたこともありません。
どうやらこだわりや情熱だけでなく、パワーも規格外のようですね。」
レオナ「訳の分からねえ理由でこの俺をふるとはいい度胸だな!」
ヴィル「アタシのアプローチを断るなんてどういうつもり!?調子に乗らないで!」
ジャック「嘘をつくのは不本意だが…寮長2人がダメだった以上残った俺たちが頑張らねぇと!」
イライザ「では、次は…白くて大きなお耳のたくましい貴方。」
ジャック「……ジャック・ハウルだ。」
イライザ「あなた、剣術の腕はいかほど?どのくらいの大きさのモンスターを倒してきたの?先祖代々伝わる伝統の剣は持ってるかしら?」
ジャック「剣?んなもん必要ねえ。俺はこの拳一つで……」
イライザ「却下!!!!」
バッチーーーン!
ジャック「いってえな!」
イライザ「伝統の剣で姫をモンスターから救えない王子なんて有り得ないわ!
次!鋭い目付きが素敵なあなた。」
ゴーストは僕の方を見て言った。
見ていろ、人間共。
この僕が求婚を成功させて、若様に褒めていただくのだ!
若様にお手を煩わせるまでもない!!
セベク「セベク・ジグボルトだ!!!」
イライザ「楽器は何が出来る?ピアノ?フルートかしら?」
セベク「楽器?……ふむ。いい質問だな、ゴースト!
教えてやろう。若様の弦楽器の腕はともかく素晴らしい!バリオリンの旋律はどこか物悲しく美しく一度聞かせていただいたチェロの音色は心から震えるほど重厚で、若様そのものといった神秘さが」
イライザ「却下!!!!」
バッチーーーン!
セベク「なにィッ!!!?なんて失礼な女だ。まだ話の途中だぞ!!」
イライザ「ロマンティックなシーンで、知らない人の話をべらべらするあなたのほうが失礼でしょう!」
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春猫(プロフ) - 猫月さん» 猫月さん、コメントありがとうございます!作者のやる気が更新しますのでお待ちください!すみません! (2021年3月5日 15時) (レス) id: 6d769d8849 (このIDを非表示/違反報告)
猫月(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2021年3月4日 12時) (レス) id: cc7314045c (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 紅華さん» 紅華さん、コメントありがとうございます!ありがとうございます、創作意欲が湧くまでお待ちください…… (2020年9月13日 17時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
紅華 - 面白いです!更新まってます! (2020年9月13日 10時) (レス) id: 446b9f453e (このIDを非表示/違反報告)
春猫(プロフ) - 桜彩さん» 桜彩さん、コメントありがとうございます!応援ありがとうございます、頑張ります! (2020年8月20日 14時) (レス) id: 04f98dae4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春猫 | 作成日時:2020年7月25日 23時