【キミガシネ】もし愛する君と帰れたならば。1

.ネタバレ注意.ワカメ ページ42

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ﾐﾄﾞﾘ｢夢女さん、ねーえ。夢女さんってばー｣
『貴方ね…さっき自分でなんて言ったのか分かってる？』
ﾐﾄﾞﾘ｢えー？なんのこと？｣
『鬼ごっこするって言ったよね？そんなに近かったらタッチするけど。』
ﾐﾄﾞﾘ｢あはは、それはさせないよ。でも近くにはいたいかなあ。｣

カラカラと笑うミドリさん。

『だとしても邪魔です。貴方を捕まえる作戦をしたいので。』
ﾐﾄﾞﾘ｢やーだ♡｣
『…そろそろブチ切れますよ？』
ﾐﾄﾞﾘ｢それもやだ。｣
『…はあ？貴方何したいんですか、本当。』


ﾐﾄﾞﾘ｢夢女さんと絡んでる奴らを見ると胸が痛いんだ。｣
『……はい？』
ﾐﾄﾞﾘ｢こう心の中のもやもやがグルグルって回る感じで…｣
『いやわかりません。』

何だよ…もやもやがグルグルって……
え、でもそれって……


『嫉妬、ですか…』
ﾐﾄﾞﾘ｢しっと…？しっとってあの嫉妬？｣
『じゃないんですか？』
ﾐﾄﾞﾘ｢この僕が？｣
『はい』
ﾐﾄﾞﾘ｢君に？｣
『違うんですか？』


『……』
ﾐﾄﾞﾘ｢……｣

ﾐﾄﾞﾘ｢あー…そういうことかー…｣
『……;;』
ﾐﾄﾞﾘ｢じゃあ僕は夢女さんのこと好きだ！｣
『…まあ、そういうことになり、ますよね…』
ﾐﾄﾞﾘ｢スッキリしたー！ありがとう、夢女さん！｣
『こっちはもやもやしましたよ。』

ﾐﾄﾞﾘ｢じゃあ夢女さん、付き合ってください！｣
『死人と？』
ﾐﾄﾞﾘ｢じゃあ死んで！｣
『嫌です』
ﾐﾄﾞﾘ｢即答かぁ…でも、当たり前だよね。逆だったら断ってるもん、僕。｣
『それは誰だってそうだと思いますよ、特別な性癖持ちじゃなかったら。』

ﾐﾄﾞﾘ｢まぁ、好きって気持ちは変わりないよ。だからここにいるときだけでもいい、僕のこと意識して？

僕だけを見てよ。｣

『…は、はあ……』


ﾐﾄﾞﾘ｢ずっと、好きだよ。


夢女さんが死んだとしても。｣


ミドリさんは楽しそうな笑顔で笑った。



自分絵＋色なしで申し訳ないです…！



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リーフィアさん、リクエストありがとうございました！


……

あと7話。

ぜひ読んでみてください。→←リーフィアさんリクエスト.ソウ

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