【キミガシネ】もし愛する君と帰れたならば。1

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ｿｳ｢それじゃあ僕も探しに行くよ。また後で、ね。｣
『……』


感触があったのは口……の隣だった。
もう少し動いていれば…



ｷﾞﾝ｢夢女姉ちゃん！｣
『…あ、ああ…ギンくん。』
ｷﾞﾝ｢ごめんなさい、見ちゃったニャン…｣
『え…』
ｷﾞﾝ｢今度は守ってやるワン！任せろワン！｣

子供になんていうものをみせてしまったんだ…私は……ｯ

『あ、ありがとう…頼りになるねギンくんは。』
ｷﾞﾝ｢ギンでいいニャン！｣
『うん、じゃあ私行ってくるね。』



……

サラside.



『サラ！！』
ｻﾗ｢夢女…！｣
『ごめん、探したんだけど椅子しかない！』
ｻﾗ｢い、椅子でどうやって開けるんだ…;;｣
『ﾃﾞｽﾖﾈｰ』

夢女は助けに来てくれたが椅子では流石にどうしようもできない。

ｻﾗ｢夢女…応援し__｣
『サラならできる！ファイト！！』
ｻﾗ｢！｣

全部読まれてるみたいだな…。
さあ、応援されたんだ。頑張るしかない…！


6発のダミー弾と3発の実弾。好きな順にセットし…
弾倉は自動で回転し止まる。弾は時計回りに発射されるが一発目は当然どの弾からかわからない。

ｶｼﾝｯ
人形に銃を撃つ。

ｽﾞｽﾞｽﾞ
ｻﾗ｢！｣
撃った人形は下へと下がる。

ｶｼﾝｯ
2発目…。
ｼﾞｮｰ｢(運ゲーじゃねえんだよな…？サラ…)｣


ｶﾁｬｯ

ﾄﾞﾝｯ!!

ｻﾗ｢きゃっ！！｣
ｼﾞｮｰ｢大丈夫か！？｣

3発目に実弾…残る人形は2体…！
ｻﾗ｢だ…大丈夫だ…！｣

ズキンズキンと腕が痛む。本物の弾はこんなに衝撃がくるのか…！


ｻﾗ｢Qタロウさん…｣
Qﾀﾛｳ｢ﾊｧｯ……ﾊｧｯ…やれ…！！｣


ｶｼﾝｯ


ダミー弾だった。
Qﾀﾛｳ｢ハァ〜〜……｣


ｻﾗ｢カイさん…｣

ｶｼﾝｯ


ｶｲ｢お見事…｣


これは運じゃなく法則…！


私は次に人形に撃つ。

ﾊﾟｧﾝｯ

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ…
腕に震えがくる。


ｻﾗ｢次は…｣
ｹｲｼﾞ｢もうおまわりさんかい？｣

『(どうしてケイジさんが座っているんだ…？どうみてもケイジさんが適任しているはず…。)』

ｻﾗ｢あの…なぜ私を信じてくれたんですか…？｣
ｹｲｼﾞ｢ん？かわいいからね…ククク…｣


ｶｼﾝｯ


実弾一発の後、ダミー弾を二発。これをくりかえし装填すれば最初の3発以内に実弾が必ずくる。
その後はダミー弾2回、実弾1回の法則が生まれる。

ｻﾗ｢ジョー…｣
ｼﾞｮｰ｢今度は助けられちったな、サラ。｣



ｶｼﾝｯ









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