【キミガシネ】もし愛する君と帰れたならば。1

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ｹｲｼﾞ｢なら、おまわりさん達と来るかい？夢女ちゃん。｣
『…』
ｹｲｼﾞ｢夢女ちゃんみたいな子が来たらおまわりさん頑張っちゃうなー｣
ｼﾞｮｰ｢セ、セクハラですか！？｣
ｹｲｼﾞ｢そんなわけないでしょ。｣
『…必要としてくれますか？』
ｹｲｼﾞ｢うん？｣

『………じゃあしょうがないです！！ケイジさんが私を求めてるなら私、働きましょう！

さあさあ、行きましょう！』ｸﾞｲｸﾞｲ
ｹｲｼﾞ｢あ、引っ張らないでよ…。｣
ｼﾞｮｰ｢お、オレを置いていかないでくれよ！｣



……

サラside.



ｻﾗ｢……｣
ｿｳ｢意外と子供らしいところがあるんだね、夢女さんには。｣
ｻﾗ｢…はい。それには理由があります、けど。｣
ｿｳ｢……理由？｣
ｻﾗ｢いや、なんでもないです。行きましょうか。｣

私はソウさんを連れて歩き出す。



……



ｻﾗ｢しかたないです…命の危機がある中で…私みたいな女子高校生じゃ…｣

そうだ。まず私が信用されないと…助け合わなきゃいけないのに…！

ｺﾞｿｺﾞｿ
ｿｳ｢あっ…！これ…


弾丸…！？｣


ソウさんの手の中には五つの弾丸。

初めて見る…なんでこんな物が…！！


ｿｳ｢これ飾り弾(ダミー)だね。撃っても音が出るだけで安全なやつ。
はい、サラさん。｣
ｻﾗ｢え…私が？｣
ｿｳ｢こういうとこから信用って生まれるでしょ？えへへ。｣

…！
ｻﾗ｢そうですね…！では次何か見つけたらソウさんに…！｣
ｿｳ｢いいの？サラさんてまじめだね。しっかりしてるし。｣
ｻﾗ｢そうですか？｣
ｿｳ｢彼氏さんも安心なワケだ。ははは。｣
ｻﾗ｢ジョーはただの友達です！

それに…しっかりなんて…動いてないと…悪いコトばかり考えちゃうだけで…｣

ｿｳ｢…だ…大丈夫だよ！！こんな最低なことに巻き込まれてワケわかんないけど…｣

ｸﾞｯ

ソウさんは私の腕を掴む。


ﾄﾞｺﾝｯ
ｿｳ｢みんな悪い人じゃなさそうだし。力を合わせれば出口もすぐ…！｣


ソウさんの真上から照明が落ちた。



ｶﾞｼｬｧｱﾝｯ





…


ﾅｵ｢…！？｣


…

夢女side.



ｼﾞｮｰ｢となりの部屋から…！｣
ｹｲｼﾞ｢！｣

『…』ﾀﾞｯ
ｼﾞｮｰ｢夢女待てって！｣


私は急いで音のした部屋に入る。

『サラ…！ソウさん…！』
ｻﾗ｢…ﾊｧｯ…ﾊｧｯ…｣
ｼﾞｮｰ｢大丈夫か！？サラ！！｣

サラとソウさんは座り込んでいてその間に照明が壊れている。
落ちてきたのだろうか…？







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