野良くんはいまだに無自覚タラシ【コロイカ】

野良４５ ページ7

つくつぐ発揮してくるみんなのイケメンオーラにビビります。



アロハくんはそういう類だから除外するとて、グローブさんとか王とか。


不意打ちでなんなのってぐらいのイケメン発揮してくる。




『悔しいです！』


ｴﾝﾍﾟﾗｰ「？ブキが使えないことがか？」



『みんながイケメンなのが！…てかオレもしかしてブキ使えないって思われてます！？』





そして今ので気付く。



最近オレ読心術、言うならばテレパシーを使われない！


これは嬉しい。ありがとう。




込み上げるにやけを必死に抑えながら、そんなこんなで王と別れた。


王も手を振ってくれるほど明るくなったのかと思うと今度は涙が押し寄せて来そうになる。



成長したなぁ……(親目線)



とは言え、ここ最近はずっとイベント()続きで疲れた。



アロハくんと勝負して、デートして、次の日には幼馴染みの天使達とバトルして、アロハくんとプチケンカして、その次の日に王達とバトルして。



先程までマニューバーの練習。



アロハくん多くね。


ほぼ毎日会ってるんだけど。

そろそろいいや。




そんな中、家につく途中電柱に貼ってあった、不審者注意の貼り紙が目に入る。



物騒だな、なんて思いながら、家につくとカギを出してドアを開けようとした。



『あれ、開いてる…？』



ドアは、キィ…と音を鳴らし、静かに開いた。


オレ、カギ掛けてなかったんだっけ。



家の中に入ると、部屋のドアから光が照らしていることから、電気代を無駄に使ったんだと悟った。



まさか、まさかな。


たまたまだろ。


と思ったのも束の間。



部屋から怒鳴り声が聞こえたのだ。





ええ、なに。知らないヒトがいるのか？



オレ誰も家に呼んでないよな？


こういうの不法侵入って言うんじゃない…？？


ど、どうしよう……


声からして若いヒトみたいだし話せばわかってくれる？

いやあでも、まずオレが中に入れない！



わからないこんなことはじめてだから！


だって、でも、どうしよう……だって





聞いたことないし、こんなの……



これって警察？


でもオレ、ボーイだし大事にしたら怒られる…？



でもこれってそもそも通報できるの？



＿＿＿＿
というかとんでもない急展開。

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