野良くんはいまだに無自覚タラシ【コロイカ】

野良４１ ページ3

こやつら、ちょいといじめてやろうじゃありませんか。


オレの中に潜むとんでもない感情が顔を出した。



くくくく…思い知るがいいさ…



『……な、何も顔面に当てなくてもいいじゃん。』


泣きながら、半分マジの冗談を言った。


突然泣き出したオレにぎょっとビックリしている二人。



ｱﾛﾊ「ま、ママママジ…？ごめんA！どこか痛い？」



くくくく…愉快愉快。


あーあ。というカオをしているライダーくんにも仕掛ける。



『ライダーくんも、助けてって言ったのに……！！』


ﾗｲﾀﾞｰ「あ！？オレ…！？」



額に汗をかきながらオレに謝ってくる二人。




あわてふためくS+とギャン泣きのS。


絵面がやべぇしなんなら恥ずかしくなってきた。



『な、なんちゃって…！つって……』



「「は？」」



醜態をさらしているのが恥ずかしく我慢できなくなったのでネタバラシしたオレをなんのこっちゃ、という顔で見つめる二人。



『ほ、本当はそこまで怒ってない。』



そういったオレが二人にブチギレられたのは言うまでもない。



でも自分達でもちょっとやり過ぎかって思ってたらしい。


ならいいじゃん！

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