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岩本side

『それにしても、空ちゃんはAの知り合いだったんだね。』
佐々木「うん。」

しばらくの間があって、Aが話し始めた。
佐々木「空ちゃんは二個下なの。
でも、ある時屋上で話したのがきっかけで、放課後、1時間だけ空ちゃんとあと2人と一緒に屋上で遊ぶのが日常になった。
…でも、空ちゃんはどこか諦めている子だった。」
そう言って話すAはどこか切ない顔をしていた。

佐々木「一度、理由を聞いたら、“幸せってこのことなのかな”
そう言ったの。
…だから、空ちゃんのことをどうかよろしくね。」
佐久間「…うん。」

____

『ていうことがあってさ。』
深澤「…そっか。」
こういうことはふっかに言うべきだと思ったから、話すと、なんか思い当たる節がある、みたいな顔をして、考え込んでいた。
『ふっか。なんか知ってるの?』
深澤「…人には誰しも知られたくない過去や思いはあるからね。」
そう言って、席を立ったふっかに俺は疑問心を抱いた。

【想】→←【久】



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作者名:ひな | 作成日時:2023年12月20日 17時

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