拝啓、15の君へ (ページ6)

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【久】ページ6

撮影も順調に終わり、送迎車に乗り込んで、2人を送る。

佐久間「腹筋欲出てきたから、俺もジム行くわー。」

『了解です。』

今日行われた撮影は、「汗を流しながらジムをする隣の彼」という設定。
ということで、SnowManの中でも筋肉が多いという佐久間さんと岩本さんが選ばれた。

でも、腹筋欲というのはよく分からない…。

『着きましたよー。』

岩本「空ちゃんありがとう。」
佐久間「ありがとねー！」

『いえいえ！』

お礼一つ言われるだけで嬉しくなる。

そんなことを思ってたら、入り口から彼女さんらしき人が。

岩本「Aー！」
「照くん！…って、あれ、空ちゃん…？」

『さっちゃん…？』

え、うそ、なんで…？

佐々木「えー久しぶり！…元気だった？」

『まあ、それなりには。』

佐久間「え、もしかして知り合い…？」

佐々木「知り合いも何も、高校の時の親友。」

岩本「え！そうなんだ…。」

佐久間「こんなことってあるんだねー！」

本当そうですよね。。

佐々木「…空ちゃん、連絡先また交換しよ。」

『もちろん。

…連絡できなくてごめんね。』

佐々木「ううん。…今は大丈夫なの？」

『うん。なんとも。』

佐々木「そっか…。でも気をつけてね。」

『…うん。』

さっちゃんは私の秘密を知る数少ない友人。
いつも明るいさっちゃんに私は幸せを分けてもらったんだ。

『じゃ、帰るねー。』

岩本・佐久間「はーい。」

佐々木「また連絡するね！」

『了解ー。じゃあね。』

久しぶりの出会いに胸が高鳴った。