拝啓、15の君へ (ページ4)

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【逢】ページ4

あれからすぐに、事務所に呼び出されて経歴を話したら即入社決定。
…そこまで、誇れるほどいい経歴じゃないはずだから、きっと深澤さんパワー。

そして、あれよあれよという間に、SnowManのマネージャーに決定。
…で、今日が顔合わせの日。

楽しい場所でありますように。
皆さんのお役に立って迷惑になりませんように。
…愛を探し出せますように。

㌧㌧

『失礼します。』

『新しくSnowManのマネージャーになることになりました、水空優愛と言います。
これから、よろしくお願いします。』

スノ「「よろしくお願いしますー。」」

羽崎「ということで、マネージャー陣に新しい風が入ってきてくれました！」
那須「水空さん、これからよろしくね！」

『はい！』

羽崎さんはデビュー前からのマネージャーさんで、SnowManさんとの絆が深いそう。
那須さんはデビューしてからのマネージャーさん。

羽崎「で、みんな質問が多そうだから、ここから1時間は親睦会ということで、質問いっぱいして。
水空さんは大変だけど、お願いね。」

『全然大変じゃないのでどんどん質問してください。』

佐久間「え、じゃあ、佐久間から言っちゃっていい？
水空さんは、好きな食べ物ある？」

『えっと…、ハンバーグが好きです。特に、チーズ入りのハンバーグが。』

目黒「え、もしかしてチーズ結構好きですか？」

『大好きです！そこにチーズがあったらいくらでもかけます！』

目黒「俺もです！」

向井「趣味ってある？」

『…気分転換に料理を少しだけですが。』

…本当に大変じゃない。むしろ嬉しかった。
自分のことを知りたいとか思ってくれる人は、今までいなかった。
…親ですら、私の好みを知らなかったから。

佐久間「え、大丈夫！？」

向井「え、ティッシュ！」

ラウ「どうしたの？」

気づいたら、涙が止まらなくて。

『…嬉しくて。…私のことを知りたいと思ってくださる方が今までいなかったんです。』

岩本「…水空さん。俺ら、もっともっと水空さんのことが知りたい、仲良くなりたいって思ってるんだ。」

そう言われて、顔を上げると、優しい表情で私のことを見つめてくださる皆さん。
…なんて素敵な方々なんだろう。

岩本「だからさ、…これから辛いとか、苦しいとかあったらいつでも言って。
…俺らがぎゅって抱きしめるから。大丈夫だよ。いつでもそばにいるよって。」

その時、初めてじんわりと心が温まる感触があった。

『はい！』