今日:36 hit、昨日:42 hit、合計:6,799 hit
小|中|大
プロローグ ページ1
プロローグ
疲れたな…。
そう思いながら、スマホを見ると、蓮からの通知が見えて。
蓮『家で待ってるね。』
蓮からのメッセージを読むと、心なしか元気が湧いてきた。
久しぶりに蓮に会えるな。。
そう思って、雨の中の交差点を歩き出したその時、
猛スピードでトラックが突っ込んで来て。
気がついたら、私は宙を舞っていた。
体が痛い…。
視界に、自分が持っていた荷物と、溢れ出す血が見えて、
自分でも嫌というほどに『死』という現実が迫っていることが突きつけられていく。
蓮に会いたかったなぁ…っ。
ずっと蓮のそばにいて、幸せでいたかった…。
私は、蓮からもらった大切なネックレスを握りしめながら、
意識を手放した。
地面に投げ出され、液晶がひび割れたスマホには、
『すぐ帰るね。』
と書いてある送信画面が、ずっと表示されていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
136人がお気に入り
136人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2023年11月9日 10時