Silent World【赤メイン】

11話　不安 ページ13

『…涼太、みんなのこと、思い出せたから。
…あと、俺も戻る覚悟はできた。…どれだけ、皆から責められても、殴られても、仕方ないと思う。
…黙って消えたこと、謝りたい。』

マネ「…分かりましたっ泣 すぐにみなさんに連絡を入れます泣」
マネージャーに電話をして、会う場をセッティングする。

宮舘「…翔太、怖いの？」
『…まあな。』

あまりにも怖い顔をしていたからか、涼太にそう言われて、ハッとする。

…怖さが消えたわけじゃなかった。

今回のことは、俺らが涼太のことを守りきれなかったことにも起因するから。
…もし、もう一度あんなことがあったらと思うと怖くて。

さっきの自分はどこへやら。
すっかり弱々な自分になっていた。

宮舘「…俺もね怖いよ。今は大丈夫、戻れる、そう思うけど、俺の性格上、1人で抱え込んじゃうからさ。
…けど、俺はみんなに会いたい。また一緒に活動したい。」
その言葉にハッとする。
そうだ。俺は、一番大事なことを忘れてた。

宮舘「…翔太は？」
『…皆に会いたい。また、SnowManやりたい。』

俺は、SnowManが大好きなんだってこと。
愛してるんだってこと。

宮舘「ふふ。…大丈夫。…戻ったら一緒に殴られよ。」
『…そうだな。』

涼太の言ったことは冗談ともいえないけど、もう一度、頑張れる勇気をくれたから。

『…頑張ろ。』
宮舘「…うん。」

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