1話 崩壊の音 ページ2
『舘さん！！』
忙しすぎたのかもしれない。
いや，俺の元々の性格上，1人で抱え込んでしまったのが悪いのか。
消えゆく意識の中，聞こえてきたのは，
メンバーが助けを求める声。
でもその声すら，うるさい耳鳴りのせいで聞こえなくなっていく。
もうちょっと頼ればよかった。
俺は我慢できずに，意識を手放した。
次に目を開けたら白い天井が見えて。
宮舘『…ん。』
渡辺「涼太！」
いつもなら，聞こえてくるはずの翔太の低い声が
今は全然聞こえない。
…口はちゃんと動いてる。
『…ごめん。無理，しすぎたかも…泣』
『…何にも，聞こえない。』
突発性難聴
医者からはそう言われた。
…俺のせいだ。
悩みも不安も全部，俺が1人で抱え込んでたから。
そのせいでみんなに結局迷惑かけちゃうと思うと，涙が止まらなくなった。
［涼太はよく頑張ったよ。だから，今はゆっくり休もう？］
翔太がそうメモ用紙に殴り書きして見せてくる。
『…ｺｸｯ』
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
「「舘さん！！」」
康二が目に涙を溜めながら，こっちに向かってくる。
ｷﾞｭ
『…康二。みんな，ごめんね。』
ﾌﾙﾌﾙ
向井［舘さん謝らんといて。今は何も考えんとゆっくりやすも？］
『そうだね。』
そうして，俺は活動休止を決めた。
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ひな(プロフ) - 葵 涼翔さん» ありがとうございます！ (12月4日 9時) (
レス) id: f1ac328838 (このIDを非表示/違反報告)
葵 涼翔(プロフ) - ひなさん» 続きもすごく面白い、、、タイトルも含めて雰囲気とか、テイストがすごく好きです！ (12月3日 20時) (レス) id: e32b23911b (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 葵 涼翔さん» 返信遅くなり大変申し訳ありません💦嬉しい言葉ありがとうございます！先ほど、更新させていただきましたので、ぜひ見ていただけると嬉しいです☺️ (12月3日 11時) (レス) @page6 id: f1ac328838 (このIDを非表示/違反報告)
葵 涼翔(プロフ) - あまりにも私が好き過ぎるテイストのお話でびっくりしました、、、更新楽しみに待っています！ (11月24日 18時) (レス) @page2 id: e32b23911b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2023年11月18日 17時
