モデブの憂鬱【青葉城西】

モブ＆デブ38 ページ39

ーAー



｢お前らあと一週間で夏休みだ。夏休みの前に゛アレ゛があるな｣



アレとは。




もっとも学生が苦手とする





｢テストがある。｣




｢｢ぎぃやぁぁあああぁぁぁ！！！｣｣←




｢おー嬉しいか、そうかそうか｣




先生なんで嬉しそうなの。



テスト、今回は3日で行われる。



勉強期間は二週間前から言われていたのだが、夏休みが近いということで



多分みんなは勉強していないだろう。




赤点ぎりぎりな人。



30点いかない人。



平均点取れればいっか、の人。




赤点？なるわけないだろ、の人。




ちなみに私は平均点取れればいっか。




かおるちゃんは赤点？ないだろ、の人。




まぁ大丈夫か。




｢A〜‥‥うちで勉強しよー｣




『いいね、今日？』





｢ん。今日6時から泊まりこいー｣





かおるちゃん家でいつもの勉強会を開く。




お菓子とかで誘惑してきていたかおるちゃんがどうやってくれるのか心配だけど‥‥




時間が過ぎて放課後。




6時からか、あと1時間半あるなー‥‥




｢なに？もしかして及川さん以外のこと、考えてる？｣




『‥‥いえ、いつもふもふ辞めてもらえるのかなと』




｢Aちゃんが痩 せ る ま で♡｣



♡じゃねえよ。



そうですか、と及川さんの腕を振り払う。



え、と驚いた顔をした。




『‥‥私、この前のこと許したわけじゃないんで。』




勉強頑張ってくださいね♡




私はカバンをもって玄関へと向かった。









このごろ、制服が大きくなったなぁ‥‥

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