モデブの憂鬱【青葉城西】

モブ＆デブ23 ページ24

『ななななななな、なんでですか！！』



なんで真剣に答えてるんだ私は。



もふもふするところがなくなっちゃうじゃん、と及川さんが言った。



影山くんも賛成している。



『ま、マネージャーさんのをすればいいじゃないですか…』



｢えー、坂本ちゃん？



あの子痩せてるから｣



私へのあてつけですかそうですか。



どうせその子はヒロインなんでしょう。



ヒロインは痩せ型がお似合いなんでしょう。



ヒロインにはむやみに手を出せない。



それをデブった私に押し付けてくるんでしょう。



『知りませよ。私だって痩せたいんですよ。




笑われたくないんですよ。



あなた達と関わって目をつけられたくないんですよ。



脂肪だけ存在感があっても



私だけが認識されてないんですよ。



もう、




ほっといてくださいよ…!!!』




A…と影山くんの声が聞こえてくる。



もうお前らちゃんとしたヒロインといちゃラブしてろよ。



私達モブはそれを引き立てる役なんだから。



｢A…ちゃん…｣



そんな同情した目で見ないでよ。



ごめんね、と謝ってくる及川さん。



もう、関わってこないなら許します、と言ったけど



｢んー、許さなくていいから、マネージャーになってよ！｣



何でですか(´^ω^`)

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