私と人気なイケメンたちを。その後っ！

は？101 ページ23

及川さんの手からちらっと見えた、見覚えのある黒髪くせっ毛。




｢あか、あし、くん？｣



やっぱりか。



でも、なにか違う？




喋り方に雰囲気が少しチクチクする。




それにさっきの中原さんへと問。




その返答に中原さんは怯えた返答をした。





中｢あ、あぁ。赤葦先輩




なんの覚悟ですか？｣




強がり。




わかり取れるよ中原さん……………




そして及川さん、手を離せ。




及｢そっちこそわかってるんじゃない？




俺らがAと話すたびに邪魔しちゃって。





仮にも俺、先輩だけど？｣





打ち合わせしてんのかお前ら。




中｢随分とAを気に入ってるみたいですね



いいんですか？




俺の親、スクープ記者なんですけど。




俺が言えば即ですよ。




一人の女子に執着する人気芸能人たち、ってね｣




私にまで被害がくるじゃねぇかよ。ふざけんな。一人でやってろぼっちが。




中原さん……絶対女子たちがいること忘れてる。




少し、及川さんの手に力がはいる。




及｢別にいいけど。



Aは俺らが守るから｣





やだ男前。





赤｢そっちもいいの？




高校デビュー野郎が。｣





｢｢｢えっ…………｣｣｣




えっ(^ω^)




私の目を隠す及川さんの手の温度も





多分怒っている赤葦さんの声も





中原の焦っている様子も




今、全部感じ取れる。

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