イケメンに、気に入られました。 (ページ6)

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隣の席のイケメンくん。ページ6

突然の爆弾発言に立ちすくしていると、

「え、？あれ、どないしたん？？」

って笑ってくる君はただの天然ボケ男なのか、

それとも確信犯なのかよくわからなかった。

授業中。
隣で恭平ｸﾝが、私にちょっかいを出してくる。

てか机の上すっからかんだけど大丈夫そ？

綺麗だなぁ、ほんとに。
彼を見つめていると、

「ふふふ、どないしたん？イケメンな俺に
惚れてまった？」

ってドヤ顔してくるから前言撤回。

「机の上、大丈夫そ？」

｢あ、忘れた。｣

何やってんだこいつは。

「 Aちゃんの教科書見して？？」

今のは絶対確信犯。あれ、でもカバンの中に

教科書入ってるよね？！

気づいた頃にはもう遅く、彼が上機嫌に

机をくっつけていて。

「あー、もう。今回だけだからね？」

なんだか呆れながらも許している私がいて。

恭平ｸﾝはそんな私がお気に召したのか、

何回も何回もその日から教科書とかを忘れてきた、

こいつ … 、

「な〜な〜、暇やない？？」

「今授業中。」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「後でご飯一緒に食べよ？？」

「はいはい、後でね。」

イケメンに、気に入られました。