イケメンに、気に入られました。 (ページ12)

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休日の試合にはページ12

あ、今日日曜じゃん。

たしか今日は … 。

机の橋に置いてある卓上カレンダーで

今日の日付を確認してから小さいコマに書いてある

予定を見る。

うん、恭平ｸﾝの試合でしたわ。

ふとスマホを見ると通知が1件。

恭平ｸﾝからだった。あれ、何で来てんの？

『おはよ〜今日！俺のバスケの試合やねん！
来てくれるよな？？』

『うん、行く。行くよふぁいと。でもさ、
なんで私のLINE 持ってんの？』

『りゅちぇから貰った！！ ✌️ 』

りゅちぇ〜〜〜！！なんで勝手に教えちゃうのさ！

まぁいっか ()

『あ、そうだったんだね！まぁ今日がんばって。』

『おん！試合中は俺の事だけ見とってや？
俺も試合中 Aちゃん見つけて手ぇ振るわ！』

恭平ｸﾝの試合かぁ … 。いつもカッコイイけど

きっと、もっとカッコイイんだろうなぁ。

『ちゃんと試合してよ〜？私も頑張って、
応援はするから。笑』

『 Aちゃんがみてくれてんなら俺いつも以上に
頑張れるわぁ、あ！ならさ、今日の試合勝ったら
いつか俺とデートせぇへん？』

「え゛デート？！」

無理無理無理無理！！あんなイケメンとデートとか

無理！絶対なんでこんなイケメンな人があんな雑種犬

つれてんだ、ってなっちゃうよ？！

悶々と考えるもスマホのアラームが音を立てる。

ふと時計を見るとりゅちぇとせつなとの

待ち合わせの時間が

迫っていた。身支度を整えて家を出る。

待ち合わせ場所に付いたら3人で学校に向かう。

学校に足を踏み入れると体育館の入口には

女子がめっちゃ居た。

みんな団扇とか持ってんですけど。

ライブかっつーの。

それもほとんど恭平ｸﾝのファン。

やっぱモテてんな〜。

席を取って恭平ｸﾝの出番を待つ。

コートの端でみんなが準備体操をしてる。

その中でも一際目立っている人物が 1人。やっぱり恭平ｸﾝだ。

気づくかは分からないけど軽く手を振ってみた。

こちらの視線に気づいたのか、振り返してきてくれた。

かわい、笑

それと同時に、試合を告げるアナウンスが流れた。