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洗面所ではピンク色の髪をした男の人が立っていた。
どうやら顔を洗っているようで。話しかけるようなことは何も無かったから
スルーをしようかと思ったけど人がいるなら一応何か聞いておこうかな。
興味なんてないけど。そして誰かなんて知らない。
「 …ねぇ 」
私が声をかければ 「 うぉ！びっくりしたぁ！ 」
ニコニコと笑いながら明るい声を発する彼はどうやらSnowManという
アイドルグループのメンバーらしい。 … 見たことあるような、ないような。
…まぁ、どうでもいいんだけどね。
彼は濡れている顔を柔らかいタオルにポンポンって、顔についている水滴を優しく拭き取っていた。
「 … 何やってるの。 」
と聞けば
｢ ん〜？ 洗顔！！ えっと、君がAちゃんだよね！
照から話聞いてるよ、よろしくねっ！ここには俺含めて5人の入居者がいて〜 … ｣
会った瞬間、初対面にも関わらずマシンガントークをぶっぱなすから
「 意味もわからずにココに来たんだけど。 」
彼にあたっても何もならないのに。
声のトーンは変えずに、でも少し苛立ちを込めて。
彼の顔を見れば 「 そりゃ困った 」 と言いたげな顔をしていて。
「 なんでそんなに能天気なの。やめてよ、ソレ。 」
私が吐き捨てるようにそう言うと、男の人は困った顔を
してこんなことを言い出した。
「 まぁ、取り敢えずさ。 今はこの生活に慣れてほしいな 」
って悲しそうに笑って。そんな顔をしたのはホントに一瞬。
「 よしっ、んじゃー交流会しよ！ その荷物Aちゃんの部屋まで持ってくから！
俺の後について来て〜！ Aちゃんの部屋も紹介しときたいし、一石二鳥でしょ？ 」
無邪気な子供みたいに笑いかけるから、私は呆れ気味に
彼の後ろをついて行く。案内された場所はコンクリート製の壁とは違って
いかにもな、清楚な女の子のお部屋だった。
白を基調とした小物から家具まで沢山並んでいて。
それとこの部屋、他の部屋に比べると広い…気がする。
「 ホントにこんなとこ、私の部屋なんかでいいの。 」
あの人に聞こうとしたら綺麗さっぱり彼の姿はなくて。
入口には私が持っていた紺色の大きめなバックが置き去りになっていて。
「 アイツ … 」
誰もいない部屋に一人、愚痴を零してみた。
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ちぢみのちんみ(プロフ) - コメントありがとうございます！只今修正致しましたっ！他の作品も立ってるかもしれないので確認してきます！指摘感謝です！ (2022年6月18日 16時) (
レス) id: 9006ac5efa (このIDを非表示/違反報告)
八坂リア(プロフ) - オ/リ/ジ/ナ/ル/フ/ラ/グ/が立ってしまっているようですよ･･･！。 (2022年6月18日 9時) (レス) id: 16d5f57960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぢみのちんみ(。) | 作成日時：2022年6月14日 7時
