２３ ページ23
.
「 っ、グク様 」
どんどん近づいてくるグク様にたじろぐ。
『 まずは俺とお試しで付き合えって言ったろ。答えを聞くのはそのあとにする 』
「 ええっ、なにその設定萌える！！ 」
後ろの方でスウォンがなんだか騒いでいるけど一旦無視。
「 ……グク様、私は、」
『 このあと空いてんの？ 』
「 え、？ 」
『 予定。空いてんのかって 』
しっかり目を見つめられると何も反論できない。
「 、はい。特にありません 」
『 ん。じゃあ行くぞ 』
腕を掴まれ、いとも簡単に椅子から立たされる。
「 グク様、どこへ行かれるのですか？ 」
『 いーから早く 』
流し台のところでまだ悶えているスウォンを置いて、私はグク様から連れ出された。
『 私服に着替えて下に降りてこい、玄関で待ってるから 』
「 は、はぁ 」
言われるがままに部屋へ戻り、私服に着替えた。
玄関へ向かうと、待ちくたびれたようなグク様が私の服装を見て、なんだか呆気にとられている。
『 ……お前ほんと、服のセンスだけはゼロなんだな 』
「 これが一番着心地いいんです 」
『 まぁそうゆうとこが良いんだけど。……ん、』
グク様に手を引かれ、屋敷を出ると目の前に車が止まっていた。
『 恋人ならまずはデートだろ 』
嬉しそうにそんなことを言いながら、私を助手席に乗せる。
『 今日は俺の運転だから 』
「 ……グク様は免許を持っていらっしゃるのですか？ 」
『 去年取った、 』
驚きだ。車を自分で運転するなんてめんどくさいと言いそうなグク様が。
『 お前が、車を運転してる男の人の横顔が好きとかなんとか言ってたし 』
「 え、」
『 シートベルトしたか？進むぞ 』
私にそれ以上の言葉は言わせないかのように車が発進した。
.
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←２２
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1332人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NAKO(プロフ) - 更新楽しみにまっています、、(´；ω；`) (2020年4月7日 7時) (
レス) id: 945b78ea37 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - 50％片思いさん» 嬉しいコメントありがとうございます…！これからも頑張っていきます､､ (2020年1月12日 16時) (レス) id: 3c31779c45 (このIDを非表示/違反報告)
50％片思い - この作品は神作品過ぎて毎日死んでます (2019年12月26日 21時) (レス) id: 4defe7469e (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - *グクミン*ラブコさん» 気に入っていただけて嬉しい限りです､､！評価ありがとうございます！更新遅くなってしまいましたがこれからも楽しみに待っていただけたら幸いです…(泣) (2019年12月26日 1時) (レス) id: 3c31779c45 (このIDを非表示/違反報告)
*グクミン*ラブコ - 本当に面白い！100点ーーーー！思わず1番右の星そく即おしちゃたよww！これから、お体に気を付けながら更新頑張ってくださいね〜！応援しています！ (2019年12月24日 17時) (レス) id: 51d1d91f1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紺 | 作成日時：2019年12月12日 14時
