4★番外編 ページ35
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お風呂から上がってリビングへ行くと、
座ってテレビを見る彼の後ろ姿が。
本当にテヒョンがそこにいるのが未だに不思議だ。
そんな風に思いながら、彼の後ろ姿を眺めてる時が幸せ。
『Aー!こっちこっち!』
呼ばれて行くと、彼の目の前に座らされる。
『髪の毛乾かしてあげる!』
ブウォーンとドライヤーの音を鳴らして、
私の髪を手ですきながら乾かして行くテヒョン。
『A疲れてる時、髪乾かすのすっごくだるそうだったよね?
いつも乾かしてあげたいな〜って思ってたの』
「ふふ、そんなこと思ってくれてたの」
優しい彼の手つきが心地よくて、目を瞑ると思わず眠りに落ちそうだ。
『サラサラ〜』
背後から聞こえるテヒョンの、少しかすれた低い声がすごくよくて、胸が高鳴るのがわかる。
『は〜い終わったよ〜』
「ありがとう」
立ち上がろうとした瞬間、腰のあたりにどっしり重みが。
後ろから彼の手が回されて、肩には顎が乗せられている。
『A〜』
「うん」
『いい匂いする』
「うん。同じシャンプーだからテヒョンも同じ匂いだね?」
『一緒の使ってるけどちょっと違うんだ。
Aのはもっと女の子の匂いで。甘くて優しい匂い』
「なにそれ、そんなことわかるの?」
前に回されたテヒョンの手に自分の手を重ねる。
「テヒョンの手大っきね。比べっこしよ?」
手のひらを合わせると私のよりもずっと大きい。
「やっぱり大っきい〜!」
すると、テヒョンが指を絡めてきて、恋人繋ぎになった。
「そういえば私、確かめたかったことがあるの!」
『なに?』
私はひと思いにテヒョンの鼻に手を伸ばす。
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爽 - 3年も前の作品にすみません、、コメント失礼します。私はこの作品を見て涙が止まりません、やかましくてすみません 初コメ失礼しました! (2021年10月29日 22時) (レス) @page31 id: a2dd515885 (このIDを非表示/違反報告)
果敢な姉妹(プロフ) - れんさん» いえいえこちらこそ読んでくださって嬉しいです(*´Д`*)こんなに素晴らしい感想まで、ありがとうございます(´;Д;`)よければツイッターもご覧下さい!少しだけここにない作品まあります(^ω^) (2018年8月8日 3時) (レス) id: 3879bd508f (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ずっと涙腺崩壊してました!!感動しすぎて何回も読み返ししています!こんな素敵な作品を書いてくださって本当にありがとうございます!お気に入り作者登録させて頂きました! (2018年8月8日 2時) (レス) id: 774d62c86e (このIDを非表示/違反報告)
果敢な姉妹(プロフ) - ”林檎__??*゚さん» 号泣だなんて(T ^ T)ほんと私なんかの作品でっ(´;Д;`)恐縮です!こちらこそ読んで下さりありがとうございました!!ビハインドストーリーを今更新してるので、よかったら読んでみてください^_^ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 3879bd508f (このIDを非表示/違反報告)
”林檎__??*゚(プロフ) - 占ツクの小説で号泣したのは初めてです、!!!本当に感動しました。有難う御座いました! (2018年8月3日 20時) (レス) id: 0e35648cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果敢な姉妹 | 作成日時:2017年9月3日 17時