いわく(テテ)つき物件 *続

76 一歩二歩 ページ27

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街を歩き回って随分時間が経った…そして、




この道をまっすぐ行けば、ジミン君との待ち合わせ場所にたどり着く。









私は生まれ変わるんだ____






一歩





二歩






前に進んでいく________









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あれ、なに、目がしょぼしょぼする……


全身の血の気が引いて行く感じがして、
急に気持ち悪くなって来た…









パタッ









あぁ気が付いたら私は地面に座り込んでいた。



ここ最近、貧血気味だったんだ………









立ち上がれずにその場に座り込んでいると、
誰かが体を支えてくれて、立ち上がらせてくれた。






「………す、すみません……」









次の瞬間



ふわっ




私は抱き上げられて、運ばれているようだ。









" 大丈夫？ "








「…………はぃ…………」








吐き気がして、頭が痛くて、冷や汗がすごい出る。

他人に運ばれているというのに、上手く対応できずに体を預けてしまう。









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しばらく経つと、少しだけ血の気が戻って、

自分の状況を思い出して恥ずかしくなる。
今もなお抱きかかえられて運ばれている状態。









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とりあえず相手の方にお礼を………








「……ぁ…ぁりがとうございます…









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……………ジミン君………？」

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