61 信号の向こうに ページ13
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ピッポ〜♪〜ピッポ〜♪〜♪〜♪〜
信号が青に変わっているというのに、
まるで足に根が生えたようにその場から動けない私。
確かにそこには、地面に足をしっかり着けて歩いているテヒョンがいる。
私は思いっきり目を見開いて彼の顔を見る
ちょうど真正面からこちらに向かって歩いて来るテヒョン。
10メートル………5メートル………2メートル……
スーーーーーーーーーー
.
私の顔なんて見もせず、肩が触れるくらいの距離で私の真横を通り過ぎて行った彼。
え????
振り返ると、早足でどんどん向こうに行ってしまう彼。
走って追いかける
「テヒョンっ!!!!テヒョン!!!」
呼んでもまったく反応なし。
ようやく追いついて、肩を叩いてみる
「テヒョン?!?!」
フッ
振り返った彼は、確かにテヒョンだった。
.
『人違いですよ?』
「ぇっ?」
顔はテヒョンと瓜二つ。
似てるレベルじゃない、生き写しだ。
「ぁのっ………」
『じゃ』
また歩いて行ってしまいそうになる彼。
ダメ、これは偶然なんかじゃない!
しつこいけどまた追いかけて彼に話しかけてみる
「あの!すみません、キム・テヒョンを知らないですか???」
『………知らないです』
久しぶりにテヒョンの顔を見て泣きそうになるのをグッと堪える。
「そうですか……あの!ほんと急にごめんなさい。
その………連絡先を教えてもらえませんか?!」
『は?』
「連絡先を……///」
見知らぬ男性にいきなり連絡先を教えてくれなんて、どうかしてる。
『……別にいいですけど』
「ぁ、ありがとうございます!」
テヒョンと思われる彼のラインをゲットした。
彼と別れて、私は何が起きてるのかパニック。
あれは確かにテヒョンだ。
でも別人?記憶がない?
ラインのプロフィールを見てみる。
「ジョンギュ…………」
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爽 - 3年も前の作品にすみません、、コメント失礼します。私はこの作品を見て涙が止まりません、やかましくてすみません 初コメ失礼しました! (2021年10月29日 22時) (レス) @page31 id: a2dd515885 (このIDを非表示/違反報告)
果敢な姉妹(プロフ) - れんさん» いえいえこちらこそ読んでくださって嬉しいです(*´Д`*)こんなに素晴らしい感想まで、ありがとうございます(´;Д;`)よければツイッターもご覧下さい!少しだけここにない作品まあります(^ω^) (2018年8月8日 3時) (レス) id: 3879bd508f (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - ずっと涙腺崩壊してました!!感動しすぎて何回も読み返ししています!こんな素敵な作品を書いてくださって本当にありがとうございます!お気に入り作者登録させて頂きました! (2018年8月8日 2時) (レス) id: 774d62c86e (このIDを非表示/違反報告)
果敢な姉妹(プロフ) - ”林檎__??*゚さん» 号泣だなんて(T ^ T)ほんと私なんかの作品でっ(´;Д;`)恐縮です!こちらこそ読んで下さりありがとうございました!!ビハインドストーリーを今更新してるので、よかったら読んでみてください^_^ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 3879bd508f (このIDを非表示/違反報告)
”林檎__??*゚(プロフ) - 占ツクの小説で号泣したのは初めてです、!!!本当に感動しました。有難う御座いました! (2018年8月3日 20時) (レス) id: 0e35648cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果敢な姉妹 | 作成日時:2017年9月3日 17時