17 テヒョンの故郷へ ページ17
.
お母さんに感謝の気持ちを伝えられなかった無念を
はらすことができれば、成仏できるかもしれない。
ということで、テヒョンに頼まれ、私は電車で彼の故郷へ向かっている。
テヒョンは今まで成仏のことなんて真剣に考えたこともなかったのに、
急にどうしたんだろう…？まぁいいや
住所と行き方を書いたメモを握り締め、電車に乗っているわけだけど、
突然家に来て
「あなたの息子の霊が見えるんです」
って言ったら、だいぶヤバいやつだと思われるし笑
どう持っていこうか……
電車を何回か乗り継いで、やっと到着したテヒョンの故郷。
まさかテヒョンがこんな田舎の出身だなんて…
山のふもとで、とにかく自然豊かな場所
何もない！笑
あんなに都会の人間っぽいから、
まさかテヒョンがこういうところで生まれ育ったとは驚き。
大学で上京して来たらしい。
自然いっぱいのところで、のびのびと育ってきたんだなぁテヒョンは。
周りを見渡しながら、
メモに書いてあるテヒョンの家に着いた。
あーーどうしよ、こんないきなり
知らない人の家にお邪魔するなんてやったことないし汗
でもここまで来たし……意を決してインターフォンを押してみる。
『はーい』
「ぁっ突然すみません、
私、テヒョン君の大学の同級生なんですけど、
ちょうどこの辺りに来て、よかったら
お線香あげさせてもらえないかなと思いまして」
この辺に来る用事ってなんだよ笑
と自分にツッコミを入れながら、嘘をついて若干の罪悪感。
ガラガラッ
「初めまして、〇〇Aと申します。突然すみません」
『全然いいのよ、遠くまでご苦労様』
テヒョンのお母さんだ……綺麗な人だけど似てない？
案外すんなり入れてもらえた。
初めて入るテヒョンの家。
そして初めて、テヒョンが人間だった過去に触れる瞬間……ドキドキ
仏壇に案内されて、お参りさせてもらう。
ここにあのテヒョンが眠っているとか信じられない……
お母様がお茶を淹れてくれた。
『初めましてだよね？』
「はいっ」
『大学のお友達だったら、ここまで本当に遠かったでしょう？』
「そうですね3時間ぐらいかかりました」
『この辺りに用があるなんて、ご親戚かなにか？』
「えっとその…………すみません、実は私、
テヒョン君の幽霊が見えるんです」
『は？』
18 実は私テヒョン君が見えるんです→←16 幽霊と人という現実��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1827人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
果敢な姉妹(プロフ) - そると。さん» ありがとうございますー！！！嬉しいですっ(//∇//)！ (2018年7月29日 8時) (
レス) id: 3879bd508f (このIDを非表示/違反報告)
そると。(プロフ) - 最高に面白い！やばい本当に面白いです！ (2018年7月28日 17時) (レス) id: ae8b2b178d (このIDを非表示/違反報告)
果敢な姉妹(プロフ) - ぐぅたんさん» 初めまして！嬉しいです(^^)ありがとうございます！！あっ！ほんとですねヽ(￣д￣;)ノ訂正しました汗教えてくださりありがとうございます（＾◇＾）！ (2018年1月13日 1時) (レス) id: 3879bd508f (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅたん - 初めまして！深くいい話ですね！お気に入りです！あと、25話の名前の所「はるか」になっていました！一応報告させていただきます (2018年1月11日 22時) (レス) id: 0f10f01c20 (このIDを非表示/違反報告)
果敢な姉妹(プロフ) - ねこみみさん» 初めまして！コメントありがとうございます(o^^o)そして嬉しすぎるお言葉を…初めてと言っていただけるなんて感激です（ ｉ _ ｉ ）こちらこそ最後まで読んでくださり、ありがとうございます！！続編もよろしくお願いします(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年9月10日 15時) (レス) id: 6eeded53e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：果敢な姉妹 | 作成日時：2017年7月2日 1時
