やめない52(岩泉side) ページ23
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俺があいつの立場を。
めげずに何度も俺に気持ちを伝え続けてきた、あいつみたいに。
拒絶、されたらどうしよう。
今更なんだって思うかもしれない。
それでも、
「諦めたくないんでしょ？」
ああ、やっぱりこいつは。
俺のこと俺以上に良くわかってて、ほんとむかつく。
俺がでもでもと打ち消していた言葉を、すぐに引っ張り出しやがる。
情けなくも勢いよく頷いてやると、及川はまるでドンピシャを決めた時のように、ニンマリと笑った。
「やっと岩ちゃんらしくなった。ふふ。気持ち悪かったあ」
「お前なぁ……！イイヤツなんかうんこ野郎なんかハッキリしろ！」
「ハイハイ。もう俺のことはいいから」
行っておいでよ、と俺の背中を押して、少し、ほんの少しだけ寂しそうな顔をしてたこと、俺は忘れない。
階段を急いで降りる。
遅刻しそうになった時の慌てている感じとは違う。
なんだろう、上手く言えないが、この気持ちをはやく伝えなきゃならねえ、みたいな。
伝えたい言葉が消えてしまわないうちに。
例えお前の気持ちが、花巻の方を向いる今でも、過去の気持ちを引っ張り出せるような強引さで。
息を切らしながら教室に入ると、俺の姿をとらえた。
そして俺に気づいた Aは、大げさに目線を逸らして花巻の方を向く。
くそったれ。
もう遅いんだよ。
わかってる、そんなこと。
でもやるしかねーんだ。
「A、ちょっと話がある。来てくれ」
「……やだ。私は、ないもん」
「……頼む、から」
絞り出すような情けない声でそう言うと、ゆっくりと俺の目を見て、ずるいよ、って呟いた。
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日向(プロフ) - 最終的にくっつけたのも泣きそうになったけど、花巻のこと考えたら涙止まんなくなりました(；ω；)ハイキューの小説色々読んだんですけど、ダントツで感動しました！ (2017年10月20日 1時) (
レス) id: 3a166389f8 (このIDを非表示/違反報告)
こーた@しぐシグ(プロフ) - ブルームーンさん» ありがとうございますヽ(；▽；)ノそんなにお褒めにいただき、また私自身のご心配まで、ご親切にありがとうございます!!ゆっくり亀更新ですが、これからも楽しみにしてくださると嬉しい限りです^^ (2017年10月16日 21時) (レス) id: 05059b46ab (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - 完結おめでとうございます！こーた様の愛溢れる作品を読むことができて、幸せです。恋することは、時に残酷で、無様になりますが、それでも誠実に向き合う主人公と岩ちゃんが、愛おしいと思いました！お身体を大切に、また素敵な作品を作って下さいませ。 (2017年10月15日 19時) (レス) id: 138ea69a6c (このIDを非表示/違反報告)
織姫リンリン彦星レンレン - いい夢も悪い夢も見れなかったって、ただ、爆睡してただけじゃん。 (2017年9月4日 17時) (レス) id: 0262f2c5b7 (このIDを非表示/違反報告)
じゃーじゃー面(プロフ) - お願いします完結させて下さい！(ToT)待ってます！ (2017年8月29日 21時) (レス) id: a568492046 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こーた@しぐシグ
| 作成日時：2017年4月8日 18時
