【ハイキュー】もう…戻れない【岩泉一】

戻れない…6 ページ6

会って伝えるか








メールで伝えるか









貴方「迷う」









メールは楽だけど









ちょっと逃げてる感じがする









なら会う？









でも、また岩ちゃんがあの子といるのを見るのは









胸がギュッてなって苦しくなる









貴方「あ、及川に聞こう」









いい相談相手がいるではないか









さて、メールしようかな









・









・









・









ピロロン♪









そんな音でメールの返信がかえってきたことを知る









貴方「今すぐこっちにこい⁉」









まじか









まぁ、いっか









行こう









って…あれ？









いつもこの押入れ開けると向こうなのに









なんで空の押入れなの？









貴方「え、なにこれ…」









いつもあるはずの世界が








私の前から









消えました









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿









貴方「もしもしッ…及川？」









『どうしたの？』









貴方「な…いッ…」









『え？なにが？』









貴方「そっちに…行けないッ…」









『…どう、いう…こと？』









徹が焦っていることが







電話越しからでも伝わった









・









全部話すと









二人は絶望に満ちました










貴方「もう…会えない…のかなッ…」









『…』









返答がないが









すすり泣く声が









微かに聞こえました









・









・









・









これでよかったのかもしれない









これが岩ちゃんにとってもよかったかもしれない









だけど









及川は泣いてくれた









それはもう会えないから









出会うことのなかった









私たちが出会ってしまったから









こうなるのならば









最初から…出会わなければ









『A』









貴方「…な、に…」









『必ず、Aを連れ戻すよ』









・









・









・









・









・









今だけは









あなたを頼っていいですか？

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