溺愛男子【岩橋玄樹】 (ページ3)

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濡れ猫 1 ページ3

-Aside-

ある夏の日。

朝から降り続いてる雨は、日付が変わった真夜中の今もまだ止む気配はない。

雨に濡れてへばりつく前髪が鬱陶しい。

だけど、それを払うのすらない、しんどくてツライ。

はあ、身体が熱い。

だるい～……。

雨にあたって冷えてるはずの体温が、さっきからどんどんと上がっているのを感じる。

どこかのビルの路地裏。

灯りを求めてたどり着いたのは自販機の横。

人間って心細いと光を求めるのかな…？

それとも温もり？

……自販機って温かいんだなぁ…

どうしよ…、眠くなってきたぞ。

まあ、いっか～

どうでもいいよね。

フッと気付くと、雨が止んでいた。

あれ？雨の音はするのに、なんで？

なんとなく気になって、頭痛のひどい頭を押さえて顔を上げた。

玄樹「何してるんですか？こんなとこで。」

目の前には私に傘を差して自分はずぶ濡れになっている男の子がいた。

貴方「温もりを少々。」

玄「え？」

貴「ここ、あったかいんだ。」

私の意味不明な言葉を理解したのか、してないのか。

その男の子は少しの間、考えるように黙っていたけど、唐突にしゃがみ込んで

目線を合わせて、口を開いた。

玄「寒いの？」

貴「ん？ん～、たぶん。」

玄「暖めてあげようか？」

貴「どうやって？」

この時の私はどうかしていた。

身体のだるさと頭痛、眠気のせいで完璧に判断力がありん子並に低下していたと思う。

だから、こんな明らかにあたしの大好きな岩橋くん、と言わんばかりの姿の男の子と普通に会話をしてしまっているんだ。

さすがジャニーズ似。

顔…、かっこ良すぎだし、似すぎでしょ…。

男は傘を片手に持ったまま、もう片方の腕を私に伸ばしてきた。

玄「こうやって。」

そう言いながら私の身体に腕を回して抱き締めてきた。

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初めての投稿で、文かえまくり……(^_^;)

マジ、スイマセン……。

今後も頑張るのでよろしくです(｀・ω・´)ゞｷﾘｯ