好きだ8 ページ9
彼女を駅まで送り届けたその足で及川の家へと直行した。
一言でも文句言わねぇと気が済まねぇ。
で、散々文句を言った後、
及「で?!どーだった?!?!」
『うるせ。』
今度は質問攻めにあってる。
及「ま、岩ちゃんのことだからどーせ何もな、、」
『あ、明日、部活見に来るってよ。』
及「は?!?!?!ナニソレ!!岩ちゃんから誘ったの??!!」
『何だよ、驚きすぎだろ。、、唄サンが人の絵描きてぇって言うからバレー部見るかって言ったんだよ。』
及「なるほどねぇ〜、、、って唄サン?!」
『うるせぇな。年上なんだからサン付けは当たり前だべ。』
及「いやいやいや、そこじゃなくて!!いつの間に下の名前で呼んでんの?!」
『いや、向こうがそう呼べって言うから///』
及川があまりに過敏に反応するからこっちも恥ずかしくなってくる。
及「はぁー!岩ちゃんは岩ちゃんだと思ってたのに、想像以上に成長してる〜〜!!俺は大ショックだよ、岩ちゃん!!!」
『何わけわかんねぇこと言ってんだ。頭大丈夫か??』
及「頭は大丈夫ですー!あ、でも彼女うちの体育館分かるのかな??バレー部の体育館地味に遠いじゃん。」
『あぁ、一応分かんなくなったらメールしろって言ってある。』
及「メール?!?!?!連絡先交換したの?!?!」
『いちいち驚きすぎだろ!!喧嘩売ってんのか?!』
"熱はない??"とか"君は本当に岩ちゃんですか??"とかわけ分かんねぇこと言いながらおでこを触ってくる及川に強烈なデコピンをかました。
及「はぁ〜、分かってはいたけど本気なんだね〜。」
『当たり前だろ。むしろいつも本気じゃないお前の方がドン引きだわ。』
及「ほら、俺ってみんなの及川さんだから☆」
『はっ倒すぞ。』
及「ごめんなさい。、、んで?告白とかはどーするの?」
『あ?そんなもんまだ考えてねーよ。、、それに、俺の声は唄サンには直接届かねぇし。』
送った際に起きた出来事を思い出し再び切なくなる。
『俺の声って何のためにあるんかな?』
及「っ!!、、岩ちゃん、、。ホラ!でも今はRINEとかもあるわけだし!何も直接にこだわらなくてもさ!」
『告白は直接じゃねぇーと、男らしくねぇ!!!』
及「そーいうとこ無駄に男前だよね!!!」
及川とギャーギャー騒ぎながら及川の家で晩飯をご馳走になり、明日に備えて早々に寝た俺だった。
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作者名:晴雛 | 作成日時:2017年12月3日 4時