やからちゃうねん！ （14）

#648 ページ13

剛 side




光「なに、それ」





光一がこれでもかと顔をしかめる。





剛「もう用意しとるから。お腹なってもしらんで？」





光「…」





それだけ言って寝室を出た。


相変わらず光一は裸で寝るクセが直ってない。


ほんま心臓に悪いからやめてほしいねんけど。





ー ガチャ





剛「わ、」





光「なんでお前がびっくりすんねん(笑)」





剛「しゃあないやろ」





光「今日なに？」





剛「トースト」





光「だけ？」





剛「サラダ」





光「と？」





剛「…スープ？」





光「うひゃひゃ(笑)なんで疑問系なん？」





剛「…いるんやったら作るけど？」





光「ん、ええよ。朝はあんまいらん」





剛「うん」





テーブルの上に用意した料理。


そういえば食べるもん用意してなかった。





光「今日は不機嫌なん？」





え？





剛「ふつー」





光「ふーん」





なんやねん。興味ないんやったら聞かんかったらええやん。





光「ほら不機嫌や」





！





剛「ふつーやって！」





光「おちゃ〜」





だんだん不機嫌になりつつある僕をスルーして冷蔵庫へ。


『しれっ』と知らんフリして…。


・・・。





光「あれ？お茶ないなぁ」





剛「朝はコーヒーやないんですかね」





光「…」





んふふ 勝った♪





光「箸」





剛「はいはい」





光「、」





剛「いただきます」





光「いただきます」





剛「そうや昨日な？夢ん中ですーぱーまんになった夢見てん！」





光「スーパーマンな」





剛「うん！ここやねん！僕が戦ったとこ！」





光「へぇ」





剛「なんや知らんけど佐々木くんが出てきてなっ？

　 こう、僕がこう分からんけど守んねん！」





光「佐々木くんなぁ」





剛「うん で何から守っとるんか怪獣が途中で出てき、てんビックリしたぁ

　 僕がそこでやっとすーぱーまんになってな？」





光「スーパーマンなぁ」





剛「、聞いとる？」





光「聞いてる。、で？」





剛「パンチした瞬間になんか大砲みたいなやつ投げられて、」





光「大砲、投げたんや…。、大砲、…投げれんねや」





剛「そうやねん！それに当たってもうて……現実や」





光「あぁ」





剛「もぅちょっと居りたかってんけど…」





光「それで？攻撃された象徴？」





光一が僕を指さす。


？


、！





剛「っこれは水玉カーディガンや！」





光「うひゃひゃ」

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