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剛 side
朝、いつにも増して不機嫌な光一が廊下を通る。
…、、
光「…」
あと1分でチャイムが鳴るのに 焦る様子もなければ走ろうとも思わない。
そんな光一のせいで僕はすでに遅刻決定を予感しとる。
光「…」
剛「またゲームですか?」
光「…ん…」
結果これが 今日一の会話だったりする。
ほんま寝不足なん自分のせいやで…。
はぁ…、、
剛「…」
光「…」
剛「…」
ー チンっ
剛「…」
光「…」
光一が先に乗り込み 僕が後を追う。
今日はほんまに機嫌が悪い。
…とゆうか しゃべらへんだけやけど。
剛「エレベーターの音変えたらええのに」
光「…」
…。
剛「やっすいホテルみたいでイヤやん?」
光「あぁ…」
剛「…」
あぁ?
…それは『イェス』?
剛「…」
『ノー』っ!?
光「そうやな」
剛「あ、」
『イェス』か。
光「…お前さっきから顔険しいとちゃう?」
剛「…なんで分かるん?顔見てへんのに」
光「声でわかる」
ー チンっ
さらっとカッコいい事言ってくれるやないの光一さん。
光「当たりや 『ごンッ』っい…ッ」
ッ、
剛「や、ウソぉ?!…っんふ、ははははっふふふっ」
光「っ、////笑うな!」
前方不注意(笑)
エレベーターに挟まれた光一は 顔を真っ赤にして僕を見る。
可愛い。
光「剛!///」
剛「んふふふふっあははは」
あかぁん…(笑)
めっちゃおもろい ふふふっ、、
剛「ほらほらはよ行かなまた挟まりますよ(笑)」
こんな笑うたの久しぶりや(笑)
剛「ふふっ 」
光「うるさいっ」
そんな可愛い顔で暴言を吐く光一の横を 『すぅ』とすり抜ける。
剛「光ちゃんはほんま僕のことが好きやね
後ろ向いて歩くからそうなるんです」
光「もう黙っとれ」
剛「ふふ」
光「減らん口やな」
剛「楽しいなぁ 光ちゃん♪」
『くるっ』と振り向けば 、
光「俺は楽しないもん」
子供のように拗ねる光一の姿が。
剛「はよ行こ どう急いでも遅刻やろうけど…」
光「んなら 歩く」
剛「ゃ 急ぐくらい誠意見せようや…」
そんな拗ねたっていい事ないで?
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NANA(プロフ) - 水紀さん» 楽しみにしてます! (2018年4月3日 16時) (レス) id: 06977326d2 (このIDを非表示/違反報告)
水紀 - NANAさん:はい、期待しててください! (2018年4月3日 15時) (レス) id: 190c8f9ffb (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 水紀さん» 嬉しいなんて、こっちも嬉しいです!考えていただけるんですか、ありがとうございます!このお話は癒しになっているのでこれからもラブラブな二人が見れることを楽しみにしてます! (2018年4月3日 0時) (レス) id: 06977326d2 (このIDを非表示/違反報告)
水紀 - NANAさん:確かに すごく嬉しいです!、『剛くん攻め』。そうですよね、中々ないですもんね…。ちょっと考えます。 (2018年4月3日 0時) (レス) id: 190c8f9ffb (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 作者さんの気持ちがそのまま伝わってるのって読者としては嬉しいですよ。考えたことが合ってたって思えます!剛くんが攻められてるのも好きなんですけど(笑)、剛くん攻めはなかなかないので好きです笑 (2018年4月3日 0時) (レス) id: 06977326d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水紀 | 作成日時:2018年2月19日 22時