#354 ページ16
剛 side
嘘がないから真摯に伝わる。
光一の言葉は僕の心に深く刺さった。
「なにその顔 哀れみ？」
「お前も来いよ 別で遊んでやるからよ」
「俺らが飽きるまで付き合ってね♡」
っ、
剛「あかん…、」
アイロンされた綺麗な長袖の袖を握りしめる。
この人は 正すためならついて行きかねない。
光「(笑)」
…、
「んじゃ行きますか」
「れんこー」
…、っ…。
『もうやめろよ』
……？
「…誰 今言ったやつ」
『俺だけど』
……なんで？
そこにはさっきまで黙っていたクラスメイトが一人。
「出てけよ」
「あぁ 二度と来るな」
その声は段々と増えていき クラス中が先輩に向かって大ブーイングするほどになっていた。
「なに 先輩にそんなこと言っても、」
「先輩？(笑)後輩じゃん！」
「俺ら お前らより人生の先輩だし？なぁ？」
「あぁ。…ほら出てけよ」
「……っ」
「……やばくね…？」
「…、帰ろうぜ」
「「「二度と来るな！！」」」
「「「っ、」」」
目を丸くして驚いたあと 逃げるように教室を出て行った。
なんやろう…、、
剛「…っ、」
なんか あったかい…。
刺さっていた棘(とげ)がとれるように、
心が『じわ…』と温かい。
光「…よかったな 剛。…みんなお前の味方してくれてんで」
僕にしか見せない優しい顔。
全部嬉しくて 驚いてて、…涙がでそう…。
光「？ 剛？」
僕は光一から離れみんなの元へ近づいた。
光「…」
剛「…ありがとぅ…助かりました」
一人一人の目を見て言う。
もう近づいても『さぶいぼ』なんか立たない。
寒気もないし 冷汗もかいてない。
『それで守る必要がなくなったからや』て分かる。
剛「ほんまにありがとぅ」
「「「っ/////」」」
「「「姫〜ッ/////」」」
剛「！、ちょっ、…んふふ…」
光「！おいコラ お前ら何してんねん！！」
「いいじゃん お許しだよ」
「そうそう！」
光「許してへんわ！」
治ったんかな。
分からへんけど、…そうやったら嬉しい。
光「なぁ 剛もなんか言えや」
剛「ん？、ありがとぅな」
「「「っうぉーーーーっ///」」」
「「「姫〜ーーーーッッ//////」」」
剛「んふふ 痛いて…(笑)」
光「ぇ………ウソやろ……」
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NANA(プロフ) - 水紀さん» 楽しみにしてます！ (2018年4月3日 16時) (
レス) id: 06977326d2 (このIDを非表示/違反報告)
水紀 - NANAさん：はい、期待しててください！ (2018年4月3日 15時) (レス) id: 190c8f9ffb (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 水紀さん» 嬉しいなんて、こっちも嬉しいです！考えていただけるんですか、ありがとうございます！このお話は癒しになっているのでこれからもラブラブな二人が見れることを楽しみにしてます！ (2018年4月3日 0時) (レス) id: 06977326d2 (このIDを非表示/違反報告)
水紀 - NANAさん：確かに すごく嬉しいです！、『剛くん攻め』。そうですよね、中々ないですもんね…。ちょっと考えます。 (2018年4月3日 0時) (レス) id: 190c8f9ffb (このIDを非表示/違反報告)
NANA(プロフ) - 作者さんの気持ちがそのまま伝わってるのって読者としては嬉しいですよ。考えたことが合ってたって思えます！剛くんが攻められてるのも好きなんですけど(笑)、剛くん攻めはなかなかないので好きです笑 (2018年4月3日 0時) (レス) id: 06977326d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水紀 | 作成日時：2018年2月19日 22時
