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「すまない」



「…!義勇が来るなんて、珍しいね?」





突然の訪問に少しだけ驚く。




明日は雨でも降るのかな?なんて、少しだけ茶化したりして






「しばらくの間、顔向けできていなかった」





そうやって俯く義勇にあわあわとしてしまう。





「こんな体で何もおもてなしは出来ないけどどうぞ」





そうゆうと義勇はゆっくりと私の隣に腰を下ろした。





私は昔から





こうやって義勇や錆兎達と一緒にお日様に当たるのが好きだった。





それも、もう随分と昔の話なのだけれど。





今となっては義勇は鬼殺隊の柱でしょ?





一緒に居られる時間なんて全然なくて





少し…うんん。結構寂しい。





暖かい風が私達を撫でる。





それと同時に義勇の長い髪がゆさゆさと微かに揺れる。






「そう言えば」






突然何を言い出すのかと思いながら彼を見る。






ガサゴソとなにやら物を取り出している様な







「これ、お前が好きと言っていた和菓子だ」






喜んでくれるだろうか、なんていつもの硬い顔には程遠い





優しい顔をしていた。





「うん、嬉しい。ありがとう」






私の好物覚えててくれたんだ。






なんだかそれが嬉しくて、私まで笑顔になる。






「久々に来れたがあまりここには居られなさそうだ」






また、いつもの硬めの表情に戻ったかと思えば私の隣を立つ義勇。








「そっか、任務かな?気をつけてね」





「行ってくる」





「…またね」





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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇
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琉璃(プロフ) - 美穂さん» コメントありがとうございます。楽しめていただけたようで良かったです…!新作出来たら是非お時間空いてる時などに見ていただけたら嬉しいです! (2020年12月13日 10時) (レス) id: 828804142b (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - おはようございます。とっても良かったです!隣の席の冨岡くん。楽しみにしてます☆ (2020年12月8日 10時) (レス) id: f672b2976e (このIDを非表示/違反報告)
琉璃(プロフ) - ☆Erika☆さん» 泣いてくださったのですね…嬉しいです(泣)ただの隊士より、鬼の方が炭治郎達を助けた時どの様に義勇さんは思うのか…細かくは語っていませんが設定してみました。テストが終わり次第他の作品も更新を通常通りにする予定なので是非見て下されば…! (2020年12月6日 23時) (レス) id: 828804142b (このIDを非表示/違反報告)
☆Erika☆(プロフ) - 泣きました。まさか鬼とは…!次のお話も楽しみにしています!応援しています!! (2020年12月6日 19時) (レス) id: 07eb888eec (このIDを非表示/違反報告)
琉璃(プロフ) - 瑠菜さん» コメントありがとうございます。最高と言っていただけて嬉しい限りです…文が上手くまとまらなくて不安だったのですがそう言っていただけて本当に嬉しいです! (2020年12月6日 18時) (レス) id: 828804142b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉璃 | 作成日時:2020年12月6日 12時

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