おはぎ投げたら風柱の顔面にヒットした。

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ダメ、これもダメ




結局中々いいものが出来ず頭を抱える。





｢あぁ〜もう!｣






人気がない今、どうしても抑えきれなかった怒りを和菓子にぶつけてしまうなんて





私は失敗したであろうおはぎを手に握りそれを思わず外へ投げてしまった。








ベチャッ




何も考えずおはぎを投げたのがいけなかった。




いや、まず食べ物を粗末にしている時点で私はかなりいけない人だ。




嫌な音のせいか変な汗が背中を流れた。





音は投げて直ぐに聞こえてきた為地面に落ちたのではなく、すぐそこの何かにぶつかったのだろう




そう、すぐそこの…何かに




恐る恐る目を開け音の聞こえた方へ顔をゆっくりと向ける。







そこには





まるで鬼のような面をした男の人が立っており




先程私が投げた失敗作のおはぎがべっとりと顔についていた。




やばい。かなりやばい。




あぁ、女将さん






私はどうやらとんでもない事をしでかしてしまったようです。




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