イタズラモンスター2nd【u.s.s.s】 (ページ13)

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＿。ページ13

「状況による？」

「うん。センラの最後の記憶は知らないけど」

俺の最後の記憶

姉が、目の前で焼けしんでた

俺だけを残して

「……みんな、しんでた

姉が、逃げろって燃えながら叫んでた

誰かいたんだ。女の人が、笑って見てた」

そう答えると、2人は驚いた顔をした

「その状況、まさか…」

「あぁ、そっくりだな

そんでその状況なら、俺も迷わず弟に魔法使う」

そっくり、と言うのは

覚えがあるような無いような

「確かゴーストの放火だよね。2500年くらい前の」

2500年くらい、前

確かその辺で坂田と一緒にうらたんとまーしーに拾われたっけ

「……ねぇ、疑問なんだけど」

いるみのちゃんが控えめに手を挙げる

「なんでゴーストはセンラさんだけ残したのかな」

……確かに

俺だけ残しても…意味が無い

まだ幼かった俺をなぜ残したのか

そしてなぜ、俺の存在を隠したのか

「金髪の魔法使い、強すぎて1番危険なのに」

「……え、俺ただの魔法使いちゃうの？」

「そうだよ？その辺の魔法使いとは存在が違うよ？

そもそも魔法使いですらないけど

通称とかないから魔法使い扱いされてるだけ」

サラッととんでもない言ったいるみのちゃん

俺ただの魔法使いだと思ってた…

「あのさ、その疑問一生解決しねーからもう考えんな

見つけて聞いたところで、センラが危ないし」

確かに、この場にいる全員が答えを知らない

はーい、と彼女は返事をする

…ん？俺が危ない？