真剣勝負 ページ23
更衣室を後にしてから数分、さすが巨大プールと言うだけあって沢山の種類のプールが見えてきた。流れるプールや目玉のウォータースライダー、小さい子供も遊べる小さなプールにまるで海水浴に来たと錯覚するような海辺を忠実に再現した場所まであるのだから凄いとしか言いようがない。
「今日こそはイイ男ゲットするわよ！ね、蘭！」
『おいコラ、聞き捨てならねえ言葉が聞こえてきたぞ。俺が認めた男しか許さん』
「アンタは父親か！…蘭に彼氏できないのは全部Aのせいなんだから！」
「ちょっと二人共っ、そんな事大きな声で言わないで！！ほら早く行こう！」
園子の発言に同意しかねてギャーギャー言い合いになってしまった俺達に呆れた視線を送ってきた新一と恥ずかしいからと足早に近くのプールサイドへと歩き始めた蘭に慌てて後を追いかけた。
「大きなプールだね！！園子、早く入ろう！」
「此処のビート板やビーチボールは自由に使えるみたいだし、コレで遊びましょ！」
そう言うなり俺達を置いてプールの中へと入っていってしまった女子二人に俺達は何故此処に居るのかと疑問を抱いたのは俺だけではないだろう。
『……俺達どうするよ……』
「…向こうで泳ぐか？」
『ま、このまま此処で見てるだけってのもなんだし…行くか』
新一の視線の先に見えた100メートルのプールにすぐ隣なので大丈夫かと一度蘭達を見て一声かけてから移動することに。
＿＿＿＿＿
「で？移動したのはいいが…競争でもするのか？」
『おう。前の水泳大会では結局決着がつかなかったからな。今日こそは勝たせてもらう！』
「フッ、それはどうかな。俺も簡単に負けるつもりはねーぜ！」
『「………いざ、勝負ッ！！！！」』
互いにそんな掛け声を発してから同時にプールの中へと水泳競技と同じように飛び込み、クロールで泳ぎながら時折隣に見える新一の姿に負けるものかと夢中で手と足を動かし続けた結果…
『は、っ…はぁ…！くそ…ッ、また…決着つかず、かよ…』
「っ…は…ぁ、ふー…ッ。ハハハ…ほんとにな…」
結局いつもと変わらず同着に終えてしまった勝負に悔しさを隠さない俺とは違ってどこか楽しそうに濡れた髪を掻き上げて笑みを溢す新一に一気に熱くなったものが消えていくのを感じ、この先ずっと決着つかないのではとすら思えてならない。
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ゆうみん - かずはちゃんと服部君出会い、仲良しなったね、服部君は彼を見て可愛いいってたなあ、惚れたかな、続き見たいです。ドキドキワクワクしているよん😊 (12月3日 14時) (
レス) @page29 id: 0a46edb41a (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - ゆうみんさん» コメありがとうございます！なかなか更新が出来ずですみません↓↓今週は時間が作れそうなので、新一とのラブコメを楽しみにしててください(^^)応援ありがとうございますね！！ (2019年7月17日 9時) (レス) id: 68187ce01e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - 新一と彼はラブラブだね、好きなんだ、プールで勝負まだまだ決着だし、次回は楽しみにしてます (2019年7月16日 8時) (レス) id: 80f9ca5a77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠 | 作成日時：2019年6月17日 16時
