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★三話:その2 ページ5

「……やっぱり君、そんなに可愛い顔してないよな。まあ私が言えた事じゃないんだけどさ…」
彼女は何も言わずに、ただただ彼女の腕を踏みつけて立つ私を睨みつけた。
「ハハ。口も利きたくない?……私もだよ?」
本当は話しかけたくなんかない。
顔も見たくない。
はやく終わらせよう。

「君の嬌声には、全くと言っていいほどに興味がない」

彼女の首に鎌の先を突きつけた。
そのまま頸を切り落とそうとした―……のだが。

彼女は、助けを求めるような目で私を見た。

「――……ッ!」

私は、そっと鎌を首から離して、彼女を自由にした。

愛沢茜は走り去る。

後ろから、琥珀達の声が聞こえてくる。

『どうしたの翡翠?チャンスだったのに』

「スイー」

「見逃したんですか?翡翠さん」


「……ごめん。逃がした。」


無理だよ。
私にはできない。

あんな、あんな顔されたら


あんなふうに助けを求められたら、



あんなふうに自分の敵にすら懇願するようなやつなんて。






殺りがいがなさすぎて興がそがれる。

★三話:その3→←★三話:殺すのは、誰だ その1



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鮭植物 - 色々あって、15話加筆しました。 (2018年2月5日 19時) (レス) id: c73bb7fdfd (このIDを非表示/違反報告)
涙戯@そこひれ(プロフ) - あけましておめでとうございます、日に日に増えていき楽しくなってきました、今年の黒獏もよろしくお願いいたします (2018年1月1日 18時) (レス) id: 4411fb7380 (このIDを非表示/違反報告)
鮭植物 - 皆様、明けましておめでとうございます。作者陣の都合もあり、更新は昨年に引き続き亀のようにゆっくりになるとは思いますが、今年も黒獏を宜しくお願い致します。 (2018年1月1日 14時) (レス) id: 069861b6b5 (このIDを非表示/違反報告)
沫斗@noir(プロフ) - コメント欄かなしい、、、、 (2017年10月26日 20時) (レス) id: 4411fb7380 (このIDを非表示/違反報告)
Alyssum - MFさん» ドンマイ (2017年8月7日 15時) (レス) id: bc44d2c5f5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そこひれ@そこの引き出しレタス x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2017年5月28日 18時

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