化物と呼ばれた少女の物語［文豪ストレイドッグス］［カゲプロ］

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〜夢主視点〜

…とりあえず…
相手の行動考えている事を”盗む”か…

私はそう考えそっと『”目を盗む”』っと言った
すると、
敵の考えではなくもう1人の考えが頭の中に入り込んできた＿。

敦 (無理だ……勝てるわけが無い……僕はここで死ぬのか……)

貴『…ｯ…!!??』

貴『敦君!!!…諦めるなｯ!!!…後ろを見てみろ!!!』

私は気づけばそう叫んでいた…。

･

･

〜中島敦視点〜

『敦君!!!…諦めるなｯ!!!…後ろを見てみろ!!!』

僕が諦めかけていると後ろからそう声が聞こえた＿＿。


背後から扉の開く音に、Aさんの声に
後ろを見る敦。

隣の車輌には、恐々と覗いている数名の一般乗客が居る＿。

また、この人たちが僕のせいで……
僕と同じ電車に乗った、ただそれだけのせいで
みんな死ぬ…！

･

〜回想〜
　
芥《貴様は生きているだけで、周囲の人間を損なう。》

院長《出て行け穀潰し!!!》

職員《どこぞで野垂れ死んだ方が世間様の、為よ!!!》
職員《穀潰しにはこの施設には要らん!!!》

院長《貴様はなぜ生きている?》

院長《周囲に迷惑と不幸を振りまき、何ひとつ成し遂げる者に＿＿。》


院長《誰も救わぬ者に生きる価値はない!!!》

＿＿＿＿＿

･

その時、唐突にあるアイディアが浮かんだ。
バカげたアイディアだ。
でも頭から離れない……

もし僕が……ここにいる乗客を……
彼らを救い……無事家に返せたら………
そうしたら＿＿＿＿。

敦「僕は…!!!
　 生きても良いってことに、
　 ならないだろうか?」

鏡「来ないで」


敦「ごめん……もう無理だ!!!」
貴『…ｯ!?…敦君!?』

そう云うと夜叉白雪めがけ特攻する敦。
しかし、夜叉白雪の鋭い刃が敦を襲う。

寸でのところで躱す敦だったが
夜叉白雪の猛攻によって
すぐに追い詰められてしまう。

敦(早すぎる…!!!)

敦(やっぱり無理なのか……?
せめて今”あの力”があれば＿＿!!)

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