大好き過ぎて。

第３話 ページ3

あれから月日は流れ次に彼女に会ったのは俺達KAT-TUNの１０周年ライブの最終日だった。
１０ks!と題したそのライブ。メンバーの田口が脱退する事になり亀梨・上田・俺の３人で挑んだライブ。俺達はこのライブを終えた後充電期間に入る事になっていた。


ｐｍ４：００
東京ドーム楽屋


貴「こんにちは。」

雄「あ、Aちゃん！久しぶり！」

貴「中丸くん、お久し振りです。」

和「あれ？Aちゃんじゃん！久しぶりー！元気してた？」

貴「あ、和也くん！久し振り〜。元気元気♪」


ん？カメとも知り合いなのか？
つか、随分仲良さ気じゃね？

俺は２人の仲良さそうなその姿を見て少し面白くない気分になった。


竜「中丸、中丸。あの子誰？」

雄「湯川さんの妹さん。」

竜「へー。俺にも紹介してよ。」

雄「お前、まさか・・」

竜「ちげーよ(笑)」

雄「ったく、本当かよ。」


俺はカメと楽しそうに話してるAちゃんを呼び上田に紹介した。


竜「初めまして。」

貴「初めまして。湯川の妹のAです。いつもうちの兄がお世話になってます。」

竜「いやいや、お世話になってんのは俺等だから(笑)」

湯「そうだぞー。世話してるのは俺だからな。」

貴「あ、お兄ちゃん！」

雄「今日Aちゃんはライブ観ていくの？」

貴「はい、勿論！関係者席にお邪魔させてもらいます。」

竜「お、マジか！じゃあ俺頑張っちゃおーかなー。」

雄「上田、お前なぁ。」

和「えー、じゃあ俺もー。」

湯「はいはい。そんなの関係なしに頑張って下さい。」

竜「わかってるって。当たり前じゃん。」

和「俺等にとってもハイフンの子達にとっても今日は色んな意味で特別な日なんだから。」

雄「そうだな。色んな意味で特別な日だよ。」

貴「ライブ楽しみにしてますね♪」


そう言うとAちゃんは楽屋を後にした。


雄「なぁ、カメ。Aちゃんと随分仲良いんだな。」

和「あー、前に何度か会った事あるからな。食事にも行った事あるし。」

雄「食事！？２人で！？」

和「違うよ(笑)湯川さんととか。マネージャーも一緒にとか。」

雄「あ、そかそか。なるほど。」

和「え？何？もしかして中丸気になった？(笑)」

雄「ちげぇーよ。」

和「ふーん。」

雄「何だよ。」

和「ん？何でもない。」

雄「そっ。」

竜「そろそろ行く時間じゃね？」

雄「あ、本当だ。」

和「よっしゃ。気合入れてくか。」


俺達はその声と共に楽屋を出てステージへと向かった。

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