大好き過ぎて。

第１６話 ページ16

散々弄られた後酒を飲みながら他愛も無い話しで盛り上がった。
しばらくし上田がトイレに立った。


雄「あ、そうそう。多分ライブの時Aちゃん、カメのうちわ持ってたと思うよ。」

和「え、何で？Aちゃんがそう言ってたの？」

雄「いや。でもあの感じだと間違いなくカメだね。」

和「そうかなぁ。俺は違うと思うけどなぁ。」

雄「だってよ？その話しになって誰のか聞いたら気まずそうに恥ずかしがって結局教えてくれなかったからな。」

和「なるほどねぇ〜。もしかしたら中丸のかもよ？」

雄「それは無い。」

和「何でだよ(笑)わかんねーじゃん。」

雄「だって、あれは絶対俺じゃないもん。上田も違うだろうし。」

和「だから俺なの？」

雄「それにカメとAちゃんすげー親しそうだったし。」

和「あ！もしかして中丸ヤキモチ？(笑)」

雄「ちっ、ちげぇーよ！！」

和「ふ〜ん。」

雄「何だよ？」

和「いや、何でも。」


この前からそうだが、なーんかカメ意味深なんだよなぁ。
今もにやにやしながらこっち見てるし。


和「ま、俺からも聞いてみるよ。中丸が気にしてるみたいだよーって(笑)」

雄「やめろ！」

竜「何々？今度は何の話ししてんだ？」

雄「上田、おかえり。」

和「ん？大した事じゃないよ(笑)」


その日は久々ってのもあって仕事の話しやなんやかんやで盛り上がりお開きになる頃には２３時を過ぎていた。
やっぱこう言う時間も大事だよな。


ｐｍ１１：２５


俺は気分も良くなっていてAちゃんにLINEしてみた。
するとすぐに返信が来た。


雄：Aちゃんこんばんは＆お疲れ様。今日カメと上田と飯食いに行ってきてんだよね。

貴：中丸くんお疲れ様です。こんばんは。そうだったんだ？２人共元気だった？

雄：元気だったよ。今その帰りのタクシーの中。Aちゃんはもう家？

貴：うん、家だよー。丁度お風呂上がったところ♪


まさかの風呂上り！
この前のAちゃんの姿を思い出し何だか恥ずかしくなった。


雄：こんな遅くにごめんね？

貴：大丈夫だよー。それに中丸くんからLINE来て実は嬉しかったりして♪


マジで！？その言葉が更に嬉しかったりするから！
思わずにやけてしまった。


雄：俺も嬉しいよ。すぐ返事来ると思わなかったからさ。

貴：本当？中丸くんからとかそんなの即行返事しちゃうよ！


またまた嬉しい言葉を！


雄：じゃあ、また。おやすみ。

貴：おやすみなさい★


俺は上機嫌でこの日は眠りに付いた。

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