足首 ページ20
｢全く、たった2泊の合宿で怪我するなんて･･･｣
呆れたように言う七種に、Aは恥ずかしそうに笑った。
｢茨くん、私を抱っこできるんだね！｣
Aの記憶の中の七種は、まだ成長期を迎えきらない男の子であった。
｢あの頃の自分は、必死に縋りついてついて行こうとしてました。今は、捕らえて逃がさない。そんな男に成長したつもりですよ。｣
｢えぇ、それは頼もしっ･･････ひぃ！！｣
七種が指先に力を込め、Aの太ももに指がめり込んだ。
｢い、いばらく、･･･手、太もも、･･･んっ！こら！意地悪しないの！｣
七種は、Aの反応に驚いたが、何事も無かったかのように太ももを撫で回した。
｢ふっ･･･ん、ん、｣
Aは諦め、七種の首元に抱きつくと、必死に快感を耐えた。
｢いやぁ、お疲れ様です！ほら保険室ですよ。･･･医務の先生いらっしゃいませんねぇ。湿布貼って包帯巻いて冷やしましょうか｣
七種はAをベッドに投げおくと、急いで処置を施した。
｢･･･不服だが感謝する。もう足動かせるから抱っこいらない。｣
｢おやおや。自分、Aさんを怒らせてしまったようですね！｣
ふくれるAに七種は微笑みかけた。
｢さて、残りのレッスンを済ませたらまたプロデューサーミーティングしますよ。今晩はしっかり髪を乾かしてから来てくださいね。｣
七種はAに聞こえない程度の声で続けて言った。
｢･･･俺に乾かしてほしいなら、話は別ですけど。｣
全く話を聞いていないAは、おそるおそるベッドから降り、自力で歩けるか確認していた。
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巣ガモ(プロフ) - お師さんのクロワッサンさん» お師さん好きの方にそう言って頂けて嬉しいです！コメントありがとうございます。 (2019年6月10日 7時) (
レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
お師さんのクロワッサン - あ"あ"あ"！！！お師さん好きの私にはたまらない作品です！！！これからも応援してます！頑張ってください (2019年6月9日 22時) (レス) id: e5f344db99 (このIDを非表示/違反報告)
巣ガモ(プロフ) - るもいさん» ありがとうございます。コメント励みになります！ (2019年5月26日 14時) (レス) id: b191e7971f (このIDを非表示/違反報告)
るもい(プロフ) - とても内容がよくて、最初から一気読みしてしまいました！更新楽しみにしています！ (2019年5月26日 0時) (レス) id: c365e10257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巣ガモ | 作成日時：2019年5月20日 18時
